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内容説明
「天下御免の傾奇者」前田慶次郎と、「義と愛の将」直江兼続。かたや己が自由を貫き通した生粋の武辺者であり、かたや上杉謙信の“義”の心を受け継いだ越後の若き宰相だ。立場も性格もまったく異なる二人が互いに惹かれ合い、家康の天下掌握の野望を目前にして共闘がついに実現――。慶次郎の謎に包まれた前半生を追いつつ、戦後屈指の“莫逆の友”を生んだ運命の出会いを描く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryuji
4
★★★★☆タイトルは『前田慶次郎と直江兼続』となっていますが、前田慶次郎を描いた本ですね。なかなか読む機会のない、慶次郎の元々の出身である滝川家時代の話にかなりのページが割かれており良かった。この前田慶次郎という武将、もっと世に出ること(大名級の人物になれる)が出来る機会もあったのだろうが、ある意味では生き方が下手だったのかなと思う。それが今の時代には逆に支持されている理由なのでしょうが・・。2014/10/13
maito/まいと
3
武辺者・傾奇者とは違う、生き方に苦悩する慶次郎が読める、なかなか珍しい1冊。がその一方で兼続の描写が非常に中途半端になってしまったのは残念。著書の他作品を読まないと深みが増さないのはマイナスに見えてしまう・・・2010/05/19
ひじり☆
0
前田慶次郎の半生の描き方が興味深かった。2013/09/16