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内容説明
「萌え」にはじまり、日本のキャラ化は進化するばかりである。現在ではコスプレ系ひとつとってみてもオタク・コスプレイヤー・ニート・引きこもり・ロリコンなどキャラの多様化はめざましい。懐かしいマンガやアニメのキャラクターからはじまり、ディズニーやキティなどキャラクター商品を80%以上の日本人が所有している。そして、あらためて驚くのは大人の所有率の高さだ──。
目次
序章 日本中で「キャラ化」現象が起きている
第1章 キャラクターと日本人の精神史
第2章 大人も子どももキャラクターの虜
第3章 「私」と「キャラとしての私」
第4章 拡大する「キャラ化意識」
第5章 「キャラ」の持つ社会的存在の意味
第6章 消費・ブログ・ケータイ・セカイ化
終章 キャラ化社会はどこへ向かうのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
8
立ち読みでばーっと読んだ。題名の通りという感じ。それと、ウィキペディアからの引用ってアリなんだっけ?しっかりした文章を作るときには、あまりよろしくない気がする。著者によるエッセイとかいう感想もあったけれど、正にそういう感じになってしまう。2018/07/11
くりのすけ
8
キャラ化=アイデンテイテイになっている若者たちにとって、そのキャラとは重大な影響力を持っている。しかも、今の日本のキャラ化は若者だけでなく老若男女問わず広がっていることに着目。その着目点は興味深いものの、キャラクターと日本人の関係の背景について述べられているのだが、どうも結論などが浅い感じがする。2014/03/15
トダ―・オートマタ
6
本書で書いているように日本はキャラクターのなじみがある国なので キャラが立っているかどうかがコミュニケーションのカギになっているのは ある意味で当然だと思う。 2011/10/12
red herring
4
キャラを自身の中で色付け、提示されたストーリーではなく、自分自身のオリジナルのストーリーを構築することで消費する。これはプラバラードの経験環境の構築と同じ考えであり、「キャラ化」はその変遷の一つの現れなのだろう。2020/09/14
ケー
4
割と平坦な文章だったのであっさりと読了。「むひょキャラ」という言葉自体は初めて聴く言葉だったけれど言われてみれば納得。最近はやりのゆるキャラだってくまモンしかりバリィさんしかり割と表情が読み取りにくいキャラが人気を得ているのが現実だ(くまモンはたまに笑うけど)。最終章の「セカンドライフ」は今になってみるとなんのことだか全然わからない。五年前に書かれた本書だが、新しく書いてみたらまた違ったものになるだろう。五年前というとゆるキャラも市民権を得ていなければ、ボーカロイドもやっと開発されたばかりだったのだから。2012/12/17
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