文春新書<br> 人に話したくなる世界史

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文春新書
人に話したくなる世界史

  • 著者名:玉木俊明
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 文藝春秋(2018/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166611652

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内容説明

ちょっと気になる面白エピソードから、世界史を理解する入口がみつかる!

メソポタミア-インダスの貿易ルートがなければ、アレクサンドロス大王の大帝国はなかった?
ペルシア戦争は“元寇”だった?
コロンブスよりはるか前に“新大陸”に渡っていたのは?
大航海時代の始まりはアフリカの金が目当てだった?
ヨーロッパ商業がグローバル・スタンダードのなったのはグーテンベルグのおかげ?
“航海王子”は船酔いに弱かった?
『母をたずねて三千里』のマルコはなぜイタリアからアルゼンチンへ渡ったのか?

経済歴史学、情報、ソフトウェアの重視など先端の歴史研究の成果を生かした、
教科書には載っていない世界史のツボ。明日、誰かに話したくなること必至!

【目次】
1 アレクサンドロス大王はなぜインダス川を越えられなかったのか?
2 ヴァイキングはイスラーム商人と商売していた
3 大航海時代の始まりはアフリカの黄金目当て?
4 織田信長「天下取り」を支えた東南アジア貿易圏
5 グーテンベルグのもうひとつの「革命」
6 本当はしぶとかったポルトガルとスペイン
7 大数学者フェルマーが保険の基礎をつくった
8 大英帝国は借金上手?
9 綿が語る「アジアvs.ヨーロッパ」の大逆転
10 「中立」がアメリカを大国にした
11 蒸気船の世界史――マルコはなぜブエノスアイレスへ?
12 「手数料」を制する者、世界を制す
13 中国がヘゲモニー国家になれない理由

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西

21
期待しすぎた。帯に釣られたかな。個人的には面白くなりそうになった段階で次の章に移るという消化不良ぎみ。もう少し詳しく、踏み込んでほしかったけど、かといって長文だと手に取らないだろうし、私にとっては正直中途半端だった。人に話しても面白くなりそうには思えないなあ・・・2018/10/31

fseigojp

16
流通と移民に重点を置いた世界史講義2019/07/15

lily

10
世界史の雑学本。帯にあった「母をたずねて三千里」のマルコの件は移民でしたの一言。掘り下げ方も微妙で、何よりもブックガイドに自身の著書を勧めるあたり節操がない。著書の本はもう読まないかな…。①ヴァイキングのロングシップはダウ船以上に喫水が浅く、バルト海でもスイスイ移動できた。②フェリペ2世にとってスペインは支配地の一つ。アントウェルペンこそ要であった。③フランスの土地税に対し、イギリスは消費税が主体で効率よく税収を確保できた。2021/11/11

雲をみるひと

8
世界史をいくつかのテーマに焦点をあてて解説した本。最近よく目にする形態だが、本作も深掘りはしていないが、長さ的、内容の軽さ的に読みものとして読みやすい。似たようなコンセプトの本がたくさん出ており著名なテーマは網羅されてきている中、今後どんな方向性の本が出てくるか少し楽しみ。2019/06/14

terry

3
アレクサンダー大王が何故短期間でエジプト、ペルシャからインダスまで征服することが出来たのか?古代史に疎い僕は何か異星人を見るような感覚で大王を見ていたが、既に通商経済圏が出来ており、大王はそれに沿って軍を進めていったとの事。インダス川の先はまだルートが開かれていなかったために軍を引き返したのでは、との玉木説。なるほど、納得。その他いろんな点で今まで知らなかった歴史の見方を教えてくれた。うん、面白かった。2018/11/19

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