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内容説明
ハーバード大学経営大学院(HBS)を卒業後、30歳の私は、具体的には思い浮かばないものの、自分にしかできない仕事をしたいと考えていた。そんなある日、投資家から、初老の男性を紹介され、エネルギッシュなプレゼンをされたことで、人生が大きく動き始めた。誰もが「成功するはずがない」と断言した、ネットでの生命保険販売会社の設立。傍流に飛ばされた58歳の元エリートと30歳のハーバードMBA卒業生、そして仲間たちの「壮大な挑戦」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
べっち
20
4.5 やっばり起業は面白い!と思った反面手続きの大変さにはびっくり。この点、米国は手続きが簡単と聞いているのでこのような面が起業率が低い要因なのかもしれない。細かい部分は飛ばし読みしてしまったが読みやすいので夢中になって読んでしまった。ライフネットは出口さんと岩瀬さんお二人の印象が強すぎるのでこの二人がいなくなったらどうなるんだろうと思っていたが初期メンバーは素晴らしく優秀な方ばかりでその不安は吹っ飛びました。2015/11/16
suzuki
6
顧客第一ではない生保業界に風穴を開けるべく起業され、その理念のもとに成長を続けるライフネット生命。 本書は、創業時副社長によるその奮闘記。 ベンチャー起業ものとして「不格好経営」も読んだが、成功物語としてのそのプロセスを味わえる他、ベンチャー向きのメンタルや、ベンチャーが求める人財について、彼らの活躍ぶりとともに触れることができる点に共通点があった。 自分はこの会社はデイリーポータルZの記事で知ったのだが、そのことも躍進のきっかけのひとつとして書いてあった。2021/11/13
Yohei
6
★★★☆☆規制により利益率の高い産業を選択し、大手のタブーをつく逆転のビジネスモデルを構築。産業構造を理解しポジショニングを決めた時点でほぼ勝負は決まったと言える。エリートからすると、こんなことも一瞬なのかと驚く。2014/08/03
こどもおねむ
2
岩瀬氏3冊目。今ではメジャーなライフネット生命の起業の話。 とにかくすごい経歴の著者なので、順風満帆に起業されたのかと思っていたが、様々な苦労をされたのがよく分かった。例えば生命保険免許の交付。最後の交付が昭和9年らしく、そこに挑むのがまずすごい。金融庁の人との面談も相当な苦労があっただろう。ただ、必ず成功すると信じて取り組み、実際成功されている。また、周りの人もとにかくすごい。どこどこの社長だったり、投資家だったり。すごい人の周りにはそれに見合う人が集まる。それがよくわかる話で、とても面白かった。2020/11/01
nakmas
2
「保険というウェットな商品」という表現が出てくる。 保険をもっとドライなもの、つまり金融商品の1つという位置するべきだと、かねがねというか、年々強く考えている。 金融商品に一時的にせよ、恒常的にせよ、感情を入り込ませると、ややこしくなる。 程度の差こそあれ、リスクとリターンの両方がある買い物なのだ。2015/12/02