内容説明
ベサニーは人類学者の父が異国で死亡したという知らせを受けた。生存を信じる彼女は、研究先である砂漠の国ベイラルに向かう。現地に降り立ち、猛禽をうやうやしく運ぶ行列に出合ったとき、そばにつき添う黒マントの美しい男が鋭い視線で彼女を捕らえた。獲物を追うはやぶさに似た彼こそが、この国の首長――ザッカー・サディクだった。女一人では危険だと諭されるが、ベサニーは自分で父親を見つけだす意志を崩さなかった。それがザッカーの支配欲を刺激したのか、ベサニーは、彼のベッドの囚われびととなってしまう……。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
3
1990年の作品なので、父が砂漠地帯で行方不明になり、看護師のヒロインが一人で探しに行くという?な感じの作品ですが、携帯電話も無い時代、女一人でって設定が信じられないけれど、まぁそういうお話です。ヒーローはシークで二人は空港で顔を合わせて、一目惚れ同士ですが、ヒロインは父の捜索に賛成せず、見張りを付けられたことで腹を立て、何度も裏をかいて抜け出しては、見つかり、助けられ、色々言ってるけど、結局は惚れた弱みでjあっさり愛人になってるし…ヒーローは立場上ヒロインには打ち明けなくても裏で動いてくれてる大人でした2019/08/19