内容説明
心に傷を持つ男と、孤独な女が出会い――。
連続殺人事件の容疑者の娘アニー。15年ぶりに故郷の町に戻ると、再び事件が…。
アニーが10歳のとき、父親が連続殺人事件の容疑者となり、そのまま謎の死を遂げた。15年後、なぜか嫌な予感がして故郷を訪れると、ある女性が行方不明になっているという。住民は、かつての殺人鬼の娘アニーにいっせいに疑いの目を向けるが、そんな折、町にやってきたレイフという男が唯一味方をしてくれ、ふたりは独自の調査を始めた。彼女の両親と、亡くなったはずの兄について調べるうち恐ろしい事実が浮かび上がり、そしてまたしても女性が行方をくらますが――
原題:Kill Without Mercy
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち～
38
15年前、7人の犠牲者を出した残忍な殺人事件の犯人の娘アニーは、再び女性が襲われる幻覚を見て故郷に戻る。元軍人の仲間と特殊警備会社を立ち上げたばかりのレイフは祖父の遺品整理に来ていた所、出会ったアニーに一目惚れ。そして再び連続殺人が始まる…過去の事件とアニーを取り巻く過去に続々と新事実が浮かび上がるサスペンスはなかなか面白かった。それぞれの特技を活かして仲間を献身的に支え合う、深い絆で結ばれた5人の活躍も最高！レイフは戦略の達人。狙撃のプロのホークに注目！これは気になるシリーズ確定♡2019/03/21
すっちゃん
12
⭐️⭐️⭐️ 一人で事件に立ち向かおうとするヒロインに、元軍人の強いヒーロー。一目で恋に落ちどんどんのめり込んでヒロインを只管守って行く。って何処かで読んだことあるわ。事件が悲惨で暗いので、もう少しロマンスが明るければ良かった。幻覚の意味が不明なまま読了。ARESのメンバーの続きが読めるかなぁ。2018/04/06
romance_holic
4
自分の気持ちに正直で、直感を信じるレイフが今回のヒーロー。個性豊かで魅力的な仲間たちは、まっすぐな彼が恋に落ちた相手になにかあればレイフは切り抜けられるかわからないと、トラブルごとヒロインを受けいれ、協力して彼女を守ってくれます。レイフ自身も仲間に絆と献身を感じているのが伝わってくる、こういう関係いいなぁ。ヒロインはこんなに血縁に薄い人。母と兄は交通事故で死亡、実の父が連続殺人鬼といわれて、事件後は里親家庭で育っています。自分の居場所を見つけられないでいる印象だったので、新しい家族と幸せになってほしい！2018/01/18
ばんび
4
一気読み。 殺人事件ありそう。。。2019/07/08
みみ４５
3
連続殺人犯を父にもつアニーには、殺人にともなう幻覚をみることがあったが、周りの誰にも信じてもらえず、悩みを抱えたまま大人になった。 また幻覚をみるようになったことから、養母の反対を押し切って故郷にもどってみると、祖父の遺産を整理にきていたレイフとであい。。。 お初な作家さんでしたが、軍人あがりのレイフとその友人たちの絆もよいし、ヒロインもかわいいし、サスペンスもおもしろかったし、あっという間によんじゃいました2018/02/17
