吉原花魁事件帖 - 青楼の華

個数:1
紙書籍版価格
¥814
  • 電子書籍
  • Reader

吉原花魁事件帖 - 青楼の華

  • 著者名:有馬美季子
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • PHP研究所(2018/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569768427

ファイル: /

内容説明

夢も現実も紙一重。ならば今宵は覚めぬ夢を。ここは吉原、幻の城――。花魁道中の最中に矢で狙われたのは、花魁かそれとも客か。得手の三味線を乱した芸者が文に託した真意とは。叶わぬ思いに自害を図った遊女の“想い人”の正体は。吉原と島原を表す料理とは一体……。吉原随一の花魁となった華舞が、欲望と嫉妬が渦巻く世界で、不可解な謎を艶やかに解き明かしていく連作短編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

49
苦界に身を投じたにもかかわらず、これだけ聖女でいられるのは父親の深い愛情を受けて育ったからかしら。しかも京での事件を吉原で仇討ちやなんてカッコイイじゃないですか(#^.^#)。。悪いあくどい奴らがのさばる000.?000は好きな文字を充てて下さいな。この方の花魁もの、子供向けかも。ドロドロしてなくて憧れる子も出そう(#^.^#)。2023/06/29

moonlight

32
アンソロジーで第二章の部分だけ読み、謎解きが気になり手に取った。吉原随一と讃えられる花魁の周辺で不穏な事が続き、花魁自ら解決に乗り出す。「香り」が物語のキーポイントとなり、香道の話は興味深い。面白かったが全体的に遊廓ライトノベル、な印象で読みやすくもあり底が浅くもあり。2022/03/08

30
感想を読んだような気がするなぁと、タイトル読みした作品。初読みの作家さん。う~ん、主人公が良いヒト過ぎて…。吉原とか花魁というとクセがあるイメージがあり過ぎてて、何となく読了。ちと残念なり。2018/08/08

真理そら

27
ねばねば感のない吉原もの。華舞の過去や現在の贔屓などを合わせて考えればドロドロしているはずだが、なぜかサラッとした雰囲気だ。岡っ引き・徳茂と華舞の関係を軸にシリーズ物になるのかも?2018/08/01

ゆっくりさん

16
感想にあるようにドロドロした感じはなくさっぱりしています。同じ苦界に生きる人の為、苦界に灯をともしたいと願う花魁の事件簿です。菩薩のような華舞は幸せになるんでしょうか。これはシリーズ化するんでしょうか。徳茂との関係は?と続きが気になります。メインは料理ではないので少な目ですが、さすが有馬さん。少しの登場料理も美味しそうに書かれています。ほのかな甘みが思い出されるような紅梅餅、さっくさくと香ばしいであろう金銀天ぷら(鱚と鱧)、みんな大好き巻煎餅に最中の月、瓦煎餅。香りを楽しむ桂皮酒などちょっとおしゃれです。2020/01/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12802182
  • ご注意事項

最近チェックした商品