内容説明
周囲の人間と上手く接することのできない大学生、今川広夢。彼はある時、バイト先の同僚・星野響が、アパートの隣の部屋に住んでいることを知る。明るく無邪気な響、その恋人の新木ゆりと三人で過ごすうち、広夢は彼らに惹かれていき、日常が鮮やかに色付いていく。しかしある日を境に、広夢は響とゆりになかなか会えなくなり……。内気な青年の変わりゆく日常を描いた、友情と、恋と、喪失と、再生の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuki Endoh
5
うーん。2019/01/01
とりさん
1
人付き合いが苦手な広夢が周りに影響を与え、また受けながらも変わっていく物語。テスト前だけにノートをコピーさせられるだけのさえない子が、隣に引っ越してきた、同じ大学、同じ年齢、同僚の響とその彼女のゆりとの交流で社交性を身につけて、彼自身変わっていく様子が素敵でした。 それぞれの悩みを抱えながらも周りの人達が前向きに、時には立ち止まりながらもゆっくりと進んでいく時間の流れが良かった。どの話にも料理が出てきて最後まで読んだら何故タイトルが僕たちの、なのか理解できた。2020/11/14
エル
1
淡々と進む物語。広夢はすごいなあ〜あれだけあからさまに距離置かれたら私ならもう関わらない。でも彼は関わろうとし、彼らとの出会いを通して変わった。私も広夢側の人間だから彼の気持ちが分かる…ような気がする。人付き合いは難しいね。2018/11/09
がりお
1
⭐️⭐️⭐️2018/05/16