内容説明
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太古から哲学的・宗教的な対象であった「生命」は、20世紀に入り、タンパク質と呼ばれる多くの分子を中心にした「化学反応」であることが判ってきた。さらに21世紀に入り、「なぜそのような反応が起こるのか?」が分子レベルで理解できるようになった。本書は、最新の3Dカラー図解で、「生命のメカニズム」を分子レベルで紹介する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
石油監査人
30
著者は、生化学者で東海大学特任教授。この本では、インスリンやヘモグロビンなど生命の維持に必要なタンパク質の中から、119種を選んでその三次元立体構造をカラー図版を使って解説しています。生体内の化学反応が立体的に認識できるため、従来の化学反応式よりもリアルに反応過程が把握できます。また、このタンパク質の立体構造モデルの生成に使われているCCP4mgというフリーソフトが秀逸で、複雑な分子のミクロ構造を単純な図形パターンに変換したり、タンパク質の重ね合わせやアニメーション作成もできるなど驚きの機能でした。2026/08/09
macho
14
まず高校生のレベルを超えています。 化学ですけれど、医化学です。僕は一目でわかる医科生化学を横に置きながら確認してやりました。そうでないと厳しいです。マジで。メチャクチャ面白いんですが、ある程度の総合医学俯瞰、大局感を要します。具体的に遺伝学、代謝学が中心ですが、後半は免疫学、メタロミクスまで言及されており、超マニアックな良書です。作者の大局感は素晴らしいの一言です。2021/01/05
アドソ
13
久しぶりのブルーバックス。20年ぶりのリニューアルということで(旧版は未読)、内容的にもだいぶ刷新されているのだろう。はたらく細胞ならぬ「はたらく分子」の話で、ある程度化学に耐性のある人なら楽しめると思う。ただ、時折はさまれる日本の政治や経済・軍事に対する不満は正直要らない。分子は機械として正確無比にはたらくわけだから、心がある人間がそれに倣えないのは当然かと。例え話で読者を惹きつけたいなら、分子の方を擬人化してくれた方がいい。政府に不満があるならそれだけで一冊書いてみてください。2021/03/30
erie
7
素晴らしい良書。あのリボン構造で表現されるタンパク質のどの部位がどういったはたらきをしているかということを推測するための、知識に基づいた道しるべを授けてくれる。扱われている生命現象も多岐にわたっている。説明は非常にわかりやすい。個人的には、ホルモンと免疫のくだりがとくに実りが多かった。こういった本をずっと求めていたが、分厚い教科書よりも却って知りたい情報がしっかり記載されていた。企業研究者らしく日本企業や社会への批判が頻繁に入ってくるのは、興味深くもご愛嬌というべきか。2019/02/24
にしがき
5
👍👍👍 無味乾燥な説明が続くのに、不意に分子/細胞が擬人化されて人間社会と対比されるギャップが良い2019/01/23
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