講談社文庫 人畜無害殺人事件

著者名：赤川次郎【著】

講談社（2018/05発売）

• ISBN：9784061842243

内容説明

井上刑事の恋人直子の恩師井村典子が不倫！そして不倫相手のＴＶ局員唐木が殺される。捜査開始早々に自首してきた男はなんと典子の夫。どうやら典子が真犯人と思い込んで、身代りを志願したらしい。そのうち、第二の殺人が……。ご存じ大貫・井上コンビに直子を加えてのドタバタ、大めいわく捜査が始まった。さて結末は？　ユーモア連作推理。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[kaizen@名古屋de朝活読書会]

四字熟語殺人事件、短編４話。人畜無害、不眠不休、慶弔禍福、不言実行。解説：二上洋一。直子、井上、大貫の３人の活躍が続く。無、不、弔、禍という文字が、後ろ向きなだけに、話題も必ずしも幸せでない事がある。残念。

2012/11/10

[coco夏ko10角]

四字熟語シリーズ。『不言実行』では直子の中学時代の先生が。ということは数年前あの村にいたわけで、東京で再会したのはすごい偶然だ。　『慶弔禍福』大貫警部が指名手配に。大貫の自宅も出てくるが妻はちらとも出ず。大貫が入院したときも現れなかったし、本当に奥さんは実在しているんだろうか…。　不言実行/不眠不休/慶弔禍福/人畜無害

2022/07/07

[hirayama46]

大貫警部シリーズ、アトランダムに読んでいます。赤川次郎らしく連続殺人事件を扱っていて、真相も暗いものもちょくちょくありますが、それでもコミカルで読みやすいですね。なかばうやむやのように事件が解決していくさまも狐につままれる感じもあり、ここまで作風を確立させるのはやはり並大抵ではありませんね。

2025/07/31

[mitsu]

直子さんの恩師が絡んだり、大貫警部が容疑者のなったり、みんなから好かれてた人の事件だったりします。本巻も面白いと思います。

2013/05/19

[dani]

哀れな箱崎。面白い短編集でした。

2010/03/25