内容説明
山間の町、古くから鷺沼で製材業を営む新羽家の先代、新羽堂市が、療養していた自宅で死去。司法からは自殺と判断された堂市の死因に、新羽家に訪れた親戚の医師、桂木雄二は疑念を抱く。不穏な空気が新羽家に渦巻く中、こんどは新羽家の当主に嫁いだ佳織が失踪、そして佳織の妹の夫、滝見が死亡する。桂木は、アメリカに暮らす研究者トーマ・セラに事態の真相究明を依頼する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
22
デビュー作の前作『玻璃の家』が面白かったので期待して新作を待っていた。シリーズものだから作風は相変わらずクラシカルな本格ものでやや小難しい情報詰め込み型。因習に囚われる山村の名家の閉塞感が全体を重苦しく覆っていた。今回は登場人物の言動に共感を持ちにくく、そこに一々引っかかってスムーズに謎解きを楽しめたとは言えないかな。次作に期待。2014/11/11
だんじろー
7
膨大な数の参考文献一覧を見るに、確かに力作なのは一目瞭然。だけど“読み物”としては果たしてどうなんだろう。「骨太の本格」と言いたいところなんだけど、やはりちょっと違うような気がする。語り手の立ち位置もあやふやだし、意表をつく人間関係も力ずく的な印象。まあ、長編2作目なのだし無理もないか。2014/05/05
陽介@中四国読メの会参加中
7
うーん、ちょっと微妙でした。犯人含め、登場人物達の行動原理が理解・共感出来ず、いまいち入り込めなかったかなぁ。表紙折り返しの著者の言葉読めば、「ああ、確かにそういう作品でした」と納得は出来るんですけどね。2013/03/12
ジョディーちゃん
4
相変わらず読みにくい文章だなぁ。それで損しててるのかもね。前作から五年? 2013/09/15
saifu
3
ちょっと読むのに時間が掛かって登場人物の関係等に苦労してしまった。あのネタの使い方は面白いのだけれど。2013/09/15
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