内容説明
「自分を大切に生きていますか? 空気を読みすぎて、自分の中に湧きあがる思いや言葉を押し殺して生きていませんか? せっかく持って生まれた自分の個性。等身大の自分を大切に生きてみると、まったく別の世界が見えてくるかもしれません。――かずこママより」子どもの頃から“普通”からはみ出ていた少年が、学校でのいじめや“母の壁”を乗り越え、人との出会いに導かれていくうちに、母のために、銀座でバーを開くことに! 噂の会員制バー“銀座ルーム”のかずこママが綴る、痛快饒舌自伝エッセイ。笑って泣いて、するすると読み進めるうちに、あなたの未来も輝かせる感動の書!
目次
序章 銀座小景
第一章 友だちは女の子
第二章 屈辱の言葉
第三章 母さんの壁
第四章 父さんが遺してくれたもの
第五章 お金と情報の集め方
第六章 「かずこ」の告白
第七章 第三の場所「銀座ルーム」
終章 最後の試練
おまけ 「かずこの餃子」の作り方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
51
登録数一桁!?面白くて素敵な自伝エッセイを、読メユーザーが見落としているなんて一大事!著者のかずこさんは“普通”の端境を跨いだパーソナリティに加え、セクシャリティに悩み続けてきたゲイ。幼少時から落ち着きがなく、その場の閃きで周りを巻きこみ、一人舞台に立つような子でした。そんな我が子を、素のまま育てあげたのがお母様。決して裕福とは言えない環境で、最高の教育を与え愛情注ぎ生きるスキルを身に付けさせたのです。数々の困難を持ち前のポジティブさで打破するかずこさん。自分に忠実でありたい、なんて退屈知らずな人生か!2017/11/10
ぴよ子
9
子供のころから人とはちょっと違った「おかま」の、愛にあふれたエッセイ。いじめもなかなかすごかったけど、乗り切るアイディアもすごかった。学生時代のエピソードはとても面白かった。作業療法士になってからの患者さんとの触れ合いには涙。特に高校生の男の子がリハビリするとき。そしてお母さんや父親との関係。 かずこさんは逆境にも負けず、キラキラした人生を自分で勝ち取ってきた人。後悔しないように努力を重ねてきた人。本当に読んでよかったエッセイでした。2017/12/21




