クマは眠れない

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クマは眠れない

  • 著者名:米田一彦【著】
  • 価格 ¥916(本体¥833)
  • 東京新聞出版局(2018/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784808308957

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内容説明

クマは眠る。
北域の白雪は紺碧の森を隠し、冷艶な樹海の深みにクマは眠る。
しかし今、クマが安らかに眠れない時代が到来した。

学生時代、故郷青森の果樹園で目撃したハンターによる無残なクマの射殺場面に遭遇し、著者・米田一彦はその人生をクマの調査・研究に捧げる決意を固めた。
以来40年、時には越冬中の母子グマの姿を追い求めて厳冬の山を彷徨し、あるいは捕獲されたクマの射殺現場に立ち会いながら、このいたいけな野生動物と人間とが共生できる方策を模索し続けてきた。行政の無為無策による大規模駆除に対して痛烈な批判を展開する一方、絶滅の危機に瀕しているクマの世界に忍び寄る、新たな要因がもたらす異常行動の謎を解き明かしていく。
本書は、「異端の肖像」米田一彦がその壮絶な生き様を通じて、クマの知られざる生態に迫った渾身の書き下ろし作品である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまべ

0
引き続き熊シリーズ。内容そのものはなるほどと思わせるのだけど、あまりにも著者の心情がストレートに出過ぎていて、さすがに引いてしまう。文章も今ひとつ。専門的な文筆家が、この著者を取材してドキュメンタリーを書けばよかったのに、と思わざるをえない。2010/11/26

ムッタクロース

0
クマの保全に関して、実際に保護活動に携わっている人が自身の体験に基づいて書いた本なのだが、クマへの肩入れがすごい…。クマ寄りの意見になってしまうのは仕方ないが、もう少し人命や被害についても触れて、その上で駆除と保全とを秤にかけてほしかった。 クマの異常行動について新たに気圧の変動という見地を導入しており面白いと思ったが、箇条書きのように事実を並べられている箇所が多く、読むのに苦労した。 クマについてはじめて知るという人よりかは、クマの保全について知識があり、実例をもっと知りたいという人が対象の本だと思う。2019/08/30

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