内容説明
生まれたときから脳性まひで、車イス生活をよぎなくされ、一人では食事もできない。そんな著者が結婚し、生まれた子どもはダウン症と診断された――。
「わが子がダウン症児として誕生したとき、ぼくは歩いたこともないのに、膝から崩れ落ちていくように自分の感情が壊れていくのを止められなかった。発狂してしまいそうだった。障害者を取り巻く環境など、それを知り過ぎている自らの記憶が忌まわしかった」
それでもわが子への愛情は日に日に大きくなり、不自由な体で、NICU(新生児治療室)に入院する愛児のもとに通い続けた。「ケンジはなダウン星の王子なんだ…でも王様に何かあったらダウン星に帰らなきゃいけないんだ」
ともに障害者という父と子の、432日――短くも濃密な1年2ヶ月を綴った感動の記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
2
脳性まひの父親のもとに誕生した、ダウン症の賢治くんが生きた、432日間の記録です。賢治くんはうちの子供と同じ2004年生まれでした。家族や私を支えてくれる様々な人がいて、生きていることに感謝しなければと思いました。2014/03/22
miko
0
どう感じているのか自分でもよく分からないのだけれど、生きることを大切に思える作品です。 どこかですれ違っていたのかもしれないなぁ☆2011/07/30
にゃん助
0
(._.)2012/11/19
ひな
0
脳性まひの父親のもとに舞い降りたダウン症の王子様。赤ちゃんは、親を選んでやってくるというけれど、たぶん、賢治くんもこの両親を選んでらってきたんでしょうね。短い人生だったけれど、来る日も来る日も車いすで面会に来てくれるお父さんに会えて、幸せだったことと思います。3人の男の子たち、中村さん夫妻のもとにやってきてくれて、ありがとう。幸せな人生を送ってください。2011/08/10
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