内容説明
戦後70年となる今年、日本が真の意味で戦後体制からの脱却を果たすために、元外交官の著者が欧米列強の植民地支配の実態を暴き、その対比として日本の国家経営の本質を解明する渾身の1冊。
国際社会で活躍するビジネスマンの必読書!
欧米の植民地支配は過去のことではなく、今日の国際問題と密接に結びついている。相手を正しく理解するためには、相手の真の過去を知っておく必要がある。欧米の植民地支配の実態を暴くと共に、日本の国家経営の本質からかつての日本の海外領土統治を解明した画期的な1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akio Kudo
3
★ 編集でカバーしているが、あとの方で口述筆記である事が分かる。タイトル通りになっているのは最初の半分ぐらいで残りは国粋主義ばかり聞かされる。最初の植民地の内容も偏見が多く、リテラシーが必要。面倒な本 2017/11/22
葉
0
国際社会に生きるビジネスマンは歴史的見解を述べられるほどの知識がないと現地人と親しくはなれない。ピュー王国、パガン王国などの滅亡や、支配・搾取型の統治として、オランダ・イギリス・フランスの植民地化について述べられている。白人優越意識の由来については金髪が生物の中で最高の種であるとのニーチェの話を挙げている。日本の満州経営は欧米の植民地統治とはアイデンティティの面で異なっていたとしている。2016/03/27