放送大学叢書<br> 音楽家はいかに心を描いたか バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト

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放送大学叢書
音楽家はいかに心を描いたか バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト

  • 著者名:笠原潔【著】
  • 価格 ¥1,780(本体¥1,619)
  • 左右社(2018/05発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784903500126

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内容説明

バッハの『マタイ受難曲』にある
「私の心は涙の中を泳ぐ」。
バッハのこの箇所で水泳の様子を表現した。
音符のつらなりから、その泳法は「平泳ぎ」であることを著者は解き明かす。
イエスの物語を見事に描いたバッハをはじめ、
恋に「人間心理」を読んだモーツァルト、
英雄ナポレオンの「気宇壮大」を表現したベートーヴェン、
「空虚」に降り立ったシューベルトらの物語。
音楽家との対話から「人間」が見えてくる。

「ドン・ジョヴァンニがツェルリーナを誘惑する場面で歌われるこの二重唱を分析してみると、モーツァルトの曲の作り方が、人間心理の弱点を突いた、全く理にかなったものであることがわかる。こうした理にかなった曲の作り方が、ドン・ジョヴァンニの誘惑ぶりに説得性をもたせる結果になり、舞台のうえで繰り広げられる籠絡場面に、聴衆も違和感を感じないまま引き込まれていく結果を生む。その背景には、人間心理に対するモーツァルトの深い洞察があった」(本文より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイスケ

0
放送大学叢書。簡潔にまとまっていて嬉しい。 テーマはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト。比較的古典派に近い人たち。昔の人は、曲に意味を込めていたことが分かる。 バッハの宗教曲、聖書を知りたくなる。もちろん曲を聞くことも大切だけど、背景を知ることでより深く理解できると思う。2021/03/15

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