工作舎物語 眠りたくなかった時代

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工作舎物語 眠りたくなかった時代

  • 著者名:臼田捷治【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 左右社(2018/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865281095

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内容説明

1970年代、松岡正剛が率い、伝説として語り継がれる初期工作舎。全国から若者が集まり、不夜城の熱気をもち、多くの才能を輩出した。「パンの耳が常用食」「トイレで仮眠」など想像を超えるエピソードの数々を、松岡正剛、戸田ツトム、祖父江慎らが振り返る。エディトリアルとデザインの新時代を築きあげた創造の現場とは…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

13
私の手元には第Ⅱ期と第Ⅲ期の雑誌『遊』がある。当時の『遊』は私が一番影響を受けた雑誌だった。ともかく活字や図表がびっしり詰まった雑誌で、眺めるだけでもお腹一杯になった(しかも中身はほとんど理解できなかった)。本書はその『遊』を製作していたデザイナーたちのインタビューをまとめたもので、当時の工作舎の様子が手に取るようにわかる。かつての工作舎は松岡正剛氏が教祖のカルト集団のような出版社だったようだ。社員もバイトも不眠不休で編集に没頭して作り上げた雑誌はいま見ても色あせていない。雑誌がとても面白い時代だった。2015/04/03

阿部義彦

12
図書館本、昔「遊」という、ハイセンスな雑誌が、ありました。その本を出していた、出版社、工作舎に関する物語。私が良く買っていたのは、末期の、第三期と呼ばれる時代で、隔月刊から、月刊になって、パワーが落ちてきた頃とは、この本で初めて知りました。カバー裏には、創刊号から、10号までが、カラーで載っており、私も感動する位のクオリティーです。経営には、恵まれずに、ギャラも殆ど出ないにも関わらず皆が泊まり込んで、パンの耳をフライパンで炒めて食べていたなんて!そんな、情熱の時代が、垣間見える貴重な資料です。2015/05/25

スプリント

11
なじみのないデザインの世界ですが松岡正剛氏に興味があり手をとりました。職人の世界の熱い物語に引き込まれる反面、経営・財務視点の欠落っぷりに驚きました。2015/07/10

かのこ

6
この本を貸してくれた人は尊敬できるクリエイター。その人に影響を与えたものが何なのか知りたくて、「工作舎」も『遊』も知らずに読んだ。報酬や時間に関係なく、ひたすらクリエイティブを磨き続ける、狂気ともいえる伝説の制作会社の様子は、まさに不夜城、梁山泊。写植も版下も知らない世代だけれど、70年代特有の熱い空気がビンビン伝わってきた。2015/03/31

Akito Yoshiue

5
出てくる人物が多く、把握しきれないが、当時の熱量のようなものは伝わる。古い工作舎の本を読みたくなるが、古書価が高いんだよなー。2015/05/07

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