内容説明
本書は、医療、福祉、介護、教育などの対人援助職についている人たちが、よりよい支援を行うためのスキル――認知行動療法の考え方や技法をわかりやすく紹介したものです。対人援助のテクニックとしても、セルフ・マネジメントとしても、あるいは円滑に仕事仲間とのコミュニケーションをはかるうえでも、本書はさまざまに活用できるでしょう。
認知行動療法は、世界で一番広く活用されている心理援助アプローチで、こころのケアだけでなく、日常のストレス対処などさまざまな場面で使われています。相手の考え方（認知）と行動を手がかりに問題解決をする手法で、ちょっとした視点とやり方を変えるだけで、支援の視界が開けます。臨床心理の場面はもちろんのこと、困難事例を抱える医療や介護、教育場面などでも本書を使っていただけるように、多くの事例を盛り込みました。対人援助の仕事が、ますます楽しくなる１冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みったん
4
第一部はいわゆる問題行動といわれる課題に対処する方法（応用行動分析の原理かな？）、ソクラテスの質問、ストレングス視点、曝露反応妨害法・・・。 第二部は燃え尽き症候群を防ぐためのストレスマネジメントスキル。 ストレスのサイン、自動思考に気づくこと、アサーティブな表現方法、自律訓練法を用いたリラクセーションなど。 平易な言葉でスキルが学べる、実践的良書。 対人援助職で悩んでる人にはおすすめ。行き詰ったら何度も読み返したい。2013/05/11
anchic
2
いろいろな内容を盛り込んでいましたが、特に目新しい内容を含んでいるわけではなかったので物足りなかったです。CBTの基本を知っている人であれば読む必要ないと思います。2012/08/27
Red-sky
0
結構読み物ぽくて読みやすかった。2017/03/27
ymd
0
個人的なアレ。著者は、私が旅行中道に迷っていたら助けてくれて、おうちで休ませてくださって、コーヒーまでごちそうしてくださったご夫婦……の自慢の息子さんである。記念に読みました。2016/07/02
