AIに振り回される社長 したたかに使う社長

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AIに振り回される社長 したたかに使う社長

  • 著者名:長尾一洋【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2018/05発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822256739

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内容説明

人工知能(AI)やIoT、ビッグデータにまつわる技術の進歩はとどまるところを知らず、「当社でもAIを使って何かやらねば時代に取り残される」と焦ってしまいがちですが、AIであろうとIoTであろうと、テクノロジーをただ導入しただけで何かすごいことが起きるわけではありません。技術の進歩を企業経営に活かすという点ではっきりしていることは、「テクノロジーに振り回されてしまう企業」と「テクノロジーをしたたかに使いこなす企業」に大きく分かれるということです。

 本書の筆者はITコンサルタントとして30年の経験があり、「IT」が経営の現場でどのように使われてきたのかをつぶさに見てきました。その経験から、「振り回され社長」はいかにして振り回され社長となり、「したたか社長」はいかにしてしたたか社長になったのかを、わかりやすく解説しています。ITで起きたことは、AI・IoTでも繰り返されるでしょう。

 筆者は「多くの会社でテクノロジーを経営に活かしてほしい」と願っています。そのために、ITでの経験を踏まえた、テクノロジーを活かす経営メソッドを本書で詳しく解説しています。それは企業規模によらず実践でき、どのような企業にも参考になります。

 ポイントは、結果が出てから「次はどうする」とフィードバックするのではなく、結果が出る前に、結果に影響を与える先行データに着目し、そのデータを基に現場に働きかけるのです。それを「フィードフォワード」と呼びます。「過去」(=確定した業績)は変えられないですが、「未来」(=今期の業績)は変えられます。テクノロジーの使いどころも見えてきます

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

templecity

5
長篠の戦の織田信長と武田勝頼とはよく表現したもので、鉄砲を知っていても戦略的に使わなければ大敗してしまう。フィードバックではなく、未来を予測してフィードフォーワードという思考でなければならない。実際、起こってから指導するのではなく、起こりそうなときに予防的にアドバイスする方が部下の満足度も高い。ペーパーレスも色々な声を聞くのではなく、ます実行してしまうこと。2018/06/26

rurubu

2
フィードバック(治療)もいいがフィードフォワード(予防)はさらに重要。AIやビックデータの話を抜きにしても良い本だと思います。若手に提出させる日報も、翌日の業務を改善するためにうまく使わないといけませんね。上司の意識改善こそ重要。2018/06/24

Micky

1
AIを期待すると裏切られます。目につくようなタイトルにした簡単な経営指南書。 内容はとくに‥‥ 図書館で、新刊予約で受け取りましたが、買うと勿体ないですよ。2018/12/10

Yoritoku Nakagawa

1
本書の主要テーマである「フィード・フォワード」の考え方は非常に重要だと共感できる。理論ではなく実践的な良書である。2018/06/19

christinayan01

0
これからの時代、AIと人間はそれぞれどういう仕事の住み分けをするのが最適だろうか? という疑問を私は持ち続けていたがこの本で解消したかなと思っている。まずほかの人も挙げている「フィードフォワード」という一言ですべてが解消できてスッキリした。(2023年8月時点のAIに対して。)この著者は信頼できる考えを持っているーと感じながら読めたし構成もうまいと思う。内容も適切で的を得ているし全体的に良書だと思っている。2023/08/30

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