プレモダン建築巡礼

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プレモダン建築巡礼

  • ISBN:9784822256524

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内容説明

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戦前に建てられた「プレモダン(モダニズム以前)」の名建築50件をイラスト・写真・文章でリポートします。
建築の知識があってもなくても楽しめる、建築に出会う旅に誘う1冊です。

特別対談:井上章一(国際日本文化研究センター教授)×磯達雄(建築ジャーナリスト)
「隈、妹島はコンドルの上に花開いた」
戦後建築を理解するために知っておくべき明治~終戦の建築家10人

■主な内容
PART1:明治期
富岡製糸場(オーギュスト・バスティアン)/旧済生館本館[現・山形市郷土館](筒井明俊)/旧札幌農学校演武場[現・札幌市時計台](開拓使工業局・安達喜幸)/手宮機関車庫3号(平井晴二郎)/道後温泉本館(坂本又八郎)/京都国立博物館(片山東熊)/旧岩崎久彌邸(ジョサイア・コンドル)ほか

PART2:大正期
東京駅丸の内駅舎(辰野金吾)/梅小路機関車庫[現・京都鉄道博物館](鉄道院・渡辺節)/旧秋田商会(秋田寅之助)/函館ハリストス正教会(河村伊蔵)/名和昆虫博物館(武田五一)/旧京都中央電話局西陣分局舎[現・NTT西日本西陣別館](逓信省・岩元禄)/自由学園明日館(フランク・ロイド・ライト)ほか

PART3:昭和期
一橋大学兼松講堂(伊東忠太)/聴竹居(藤井厚二)/イタリア大使館別荘(アントニン・レーモンド)/甲子園ホテル[現・武庫川女子大学甲子園会館](遠藤新)/綿業会館(渡辺建築事務所/渡辺節、村野藤吾)/東京中央郵便局(逓信省/吉田鉄郎)/横浜市大倉山記念館(長野宇平治)ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コーデ21

11
対談・イラスト、そして写真も多彩な建築説明とすべて見やすく読みやすい内容! 建築散歩の案内ガイドとしては最高に楽しい一冊でした。ただし、あまりに内容が濃すぎて図書館返却期限までに完読するのは大変(>_<) なので既に行った所&気になる建物だけをつまみ読み♪ 何度も行ったことのある建物も「え?そんな窓や階段あったっけな~?」と見落とし部分が多くてビックリ。イラスト宮沢氏の「こだわり」ぶりは今後の建築散歩の参考にさせていただきます^^ 建築巡礼シリーズ、残るは「ポストモダン編」楽しみ~♪2020/06/11

ばななうゆ

9
建築の日本展のショップでイラストが気に入り購入。その時、全ページの写真とイラストは見たのだが文章はほとんど読んでいなかった。今回文も読むことで明治以降の建築史が少し分かってきた。建築好きな方のイラストと文章だから楽しめたし、より興味もわいてきた。ポストモダン編も楽しみ。2020/02/10

hitotak

7
明治から戦前に建てられた全国各地の洋風建築について、文章と写真、詳細なイラストで解説している。どれも観光名所になっているような有名建築が紹介されていて、実際に見たことがある建物もいくつも載っているが、ただ行っただけでは分からない隠れた見どころ、建築家のこだわりの意匠などが紹介されていて、もっとじっくり見ておけばよかったなと思ってしまう。それにしても戦前の名建築は旧岩崎邸や迎賓館、国会議事堂など壮麗豪奢な建物が多い。富の集積は文化芸術の発展には欠かせないことがよく分かる。2020/02/02

ざっくば

5
明治~戦前の国内建築を写真とイラストで解説。いや~面白かった!前川國男邸とか見に行きたくなりますもん。ただの人ん家なのに(ただの、なんて言うと怒られちゃうけど)!網走監獄からショッピングモールの空間に思いを馳せ、日銀本店の「見えそうで見えない感」から伊勢神宮を導きだす。東博では正面階段もさることながら脇階段にスポットを当てる。この本における建物への眼差し、刺激を受けた一冊でした。2019/01/28

あつもり

3
建築巡礼シリーズもこれで一通り読了。冒頭の井上章一さんと磯さんの対談の中で、井上さんはこの時期の日本の建築について、「世界史的にはあまり意味がない」と手厳しいですが、磯さんは「日本の建物はフェイクでしかないかもしれ」ないが「それはそれで味わいがある」と擁護されています。個人的にも、このシリーズのなかで、本書の時代の建物が一番好きです。訪れたい建物だらけでしたが、特に村野藤吾による1937年の宇部市渡辺翁記念会館にはその先進性に驚きました。2022/01/02

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