文春文庫<br> 世界史一気読み 宗教改革から現代まで

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文春文庫
世界史一気読み 宗教改革から現代まで

  • 著者名:文藝春秋【編】
  • 価格 ¥795(本体¥723)
  • 文藝春秋(2018/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784167910730

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内容説明

「トンデモ大統領」トランプが出現し、周近平やプーチンと渡り合い、金正恩と丁々発止と口撃しあう。そんな「混迷の現代」を理解するには、彼らの国がどんな経緯で、どのような関係性で立ち上がってきたのかを知ることから始まる。
季刊誌として毎回特集テーマを掲げ刊行してきた 「文藝春秋SPECIAL」のバックナンバーの、世界史を特集した号から、近現代史の分野でひとつの時代につき一本文章を厳選、時代順に掲載していく、文庫オリジナルならではの一冊。
問題意識が現代社会の事象と通じる、という視点で、国の成り立ち、宗教の持つ意味、世界との関連性が分かるような選択、構成を目指した。
ヨーロッパ、アメリカは勿論、ロシア、中国、アラブ、韓国、北朝鮮など、いま国際的に注目されるあの国(あの国家群)は、いかにして今に至ったか。本書を「一気読み」すれば、近現代の世界史の全体像が、深く多面的に理解できる構成になっている。世界史全体の中でこそ見えてくる「現代」がここにある。


【目次】
序章
近現代史を動かした5つの戦争 橋爪大三郎

第一章「宗教政治」から「国民国家」への脱皮
・ルターにも想定外だった宗教改革 澤井智朗
・ウェストファリア条約~「世の終わり」からの脱却法 佐藤健志
・フランス革命が明かす「暴力」と国家の真実 萱野稔彦
・フランス革命も「外圧」の産物だった 中野剛志
・ナポレオンが火をつけたロシアの魂 中村逸郎
・南北戦争は世界初の「総力戦」だった 阿川尚之

第二章 「帝国主義」の勃興と終焉
・西欧近代史は音楽で学べ! 片山杜秀
・ロシア革命 100年後の教訓 池田喜郎
・大清帝国はなぜ滅んだか 杉山清彦
・「行政国家」がヒトラーを生んだ 大竹弘二
・文化大革命 毛沢東世界制覇の野望 楊海英

第三章 アメリカ歴代大統領の業績を徹底分析
・全採点! アメリカ大統領の値打ち戦後編 福田和也

第四章 岐路に立つ国家
・冷戦「冷たい戦争」か「長い平和」か 細谷雄一
・韓国大統領はなぜ悲惨な末路を迎えるのか 木村幹
・北朝鮮 粛清とミサイルの起源 鈴木昌之
・「イスラム国」指導者の歴史観 浅川芳裕

第五章 トランプのアメリカを分析する
・「9.11」がアメリカを変えてしまった 宮家邦彦
・実は合理的!? ゲーム理論で読み解くトランプ戦略 吉野太喜
・シリコンバレーを支配するイデオロギーの正体 橘玲

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

67
世界を知るためには歴史を知らなければいけない。複数の識者によって書かれたこの本は、私の知識の穴をだいぶ埋めてくれた。世界各地で勃発した戦争がターニングポイントとなっていることは言うまでもないが、今後も大小、また世界規模の戦争が起きるリスクが高まっていることも示唆されている。平和への智慧より、暴力のテクノロジーのほうが勝ってしまうという悪夢。2018/06/08

ごへいもち

21
米国大統領採点だけ。高評価はニクソン、レーガン2021/06/18

大先生

15
今こそ世界史を学び直すときかと。特に中村逸郎教授によるロシアの解説は必読ですね。「ロシア人は強い為政者を待望するのである。最高支配者の意向をくみとり、それに自分の考えを合わせようとする民衆の意識は、帝政時代からソ連時代へと、さらにプーチン時代に引き継がれている」。ただ、ロシアの歴史を振り返ると膨張するたびにしぼんでおり、まるでゴム風船のようだと…。今回は破裂する前に停戦に応じてくれることを祈っています。それにしても、世界史って本当に戦争ばかりですね…2022/03/15

mintia

12
世界史は学生の頃苦手だった。全体の流れが分かれば、相互に関連して理解しやすい。あの当時、その事がわかっていたら苦労しなかったのに。2021/04/02

belalugosi6997

7
とても興味深く読んだのは、「実は合理的?ゲーム理論で解くトランプ戦略/吉野太喜」。正統派や支配者層に対抗するには最も効果的な戦術であることを立証してくれている。その前の章では右翼の大物、福田和也氏。元外交官の宮家邦彦氏が案の定、トランプ大統領を糞味噌に批判する。つまり、福田氏と宮家氏(正統派と支配層)に批判されることこそがトランプ大統領の支持者へのメッセージであり、真骨頂なのである。中野剛志氏の外圧こそ変革の素、後のMMTも外圧が起源である。ドイツ国民は何故ヒトラーに全権委任したのか?解った気がする。2019/05/14

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