内容説明
伊織、けじめの「見届け」を描く文庫書下ろし完結巻!「押し込みをやる悪い奴らの情報がある」見届け人志願でだるま屋を訪ねた男は、食い詰めた大店の息子・巳之助だった。生き別れの母との再会を願い、仕舞屋で下働きする巳之助は、伊織が探索する、世間を震撼させた悪党一味につながっていた。伊織、けじめの「見届け」と母子の悲縁を描く感涙のシリーズ完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
40
再読。シリーズ完結編。伊織とお藤はそれぞれの立場を理解してそれぞれの方向に進んでいく。表題作は青春小説の締めという雰囲気が良かった。伊織が実家に戻って兄に協力する場合も「だるま屋」は情報源として強い味方になるような気がする。2019/08/28
ベルるるる
21
伊織とお藤がきちんと自分の立場を理解して別の道を前向きに歩いて行こうとする大人の態度は読んでいて気持ちよかった。2019/05/05
ひさか
6
2018年5月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ8作目。見返り川、晴嵐の2編を収録。待ちに待った最終巻ということで、ドキドキしながら読みました。なるほどこうなるかと、納得できないような、しかし、まあ落しどころかなと思います。2018/09/13
藤よい
4
久々の見届け人シリーズ。最終巻でしたが、あっさり終わってしまいました。2019/09/13
ひろたけ
3
見届け人完結編だった ☆42018/08/23