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内容説明
AIやブロックチェーンの台頭により、世界を動かす「ビジネスモデル」の大転換が起きている。組織から個人へ、集権から分権へ、垂直統合から水平分業へ。産業革命以前の「大航海の時代」と酷似した状況が再び訪れようとしているのだ。はたして、日本はどうするべきか? 500年の歴史を紐解き、国家・企業・個人が「進むべき道」を指し示す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
14
4年前の本だけど、、この本みたいになってる。イノベーションを起こせなかった日本は沈むな。そして、列強に喰われる。いや、もう喰われてる。2022/08/21
izw
11
野口先生は2年くらい前からブロックチェーンが世界を変えるという主張をされていることが気になっていたが、『「産業革命以前」の未来』というひっかかる語彙の組み合わせに魅かれて購入した。産業革命以前、大航海自体と現代の状況が似ているという発想からの表現らしい。産業革命、IT革命の中で、GAFAという勝者が出て、その後をになうユニコーン企業の出現という流れの中で、中国はそれらが同時並行的に進行しているのに、日本はすべてに乗り遅れている。その中で日本はどうすべきかを考えることが必要。本書はその材料を提供してくれる。2018/06/24
Yutaka Matsuzawa
9
大航海時代から産業革命を経て、現在までの産業構造・ビジネスモデルの変遷説明の前半。IT革命で何が革命なのか。現在進行形での変化説明の後半。そして、インフラが整備されていなかったが故に新技術に移行できた中国。経済的に成功していたが故に社会構造を変える動きが無かった日本。問題点は何かも少し書いてある。ゆるやかに衰退する日本も悪くはないが、ヤバいなと思う人が増え、フロンティア精神で世の中が変わるのも面白いかもと思った。新技術に私がついて行けるかは別として...〇2018/06/12
yutaro13
5
「産業革命にやって垂直統合化・集権化・組織化が進展したが、新しい経済の最先端は、それ以前の時代の分権的ビジネスモデルへと先祖がえりしつつある」というのが著者自身による要約。産業構造のマクロ変化をざっくり概観するのに適している。現在進行形で中国でリープフロッグが起きていること、対して日本がAIやブロックチェーンといった未来を拓くであろう分野で顕著に遅れをとっていることは認識しておくべきだろう。直接の関連はないが、タイトルを見たときに、冷戦後の世界を「新たなる中世」とした国際政治の論説を思い出した。2018/09/13
父さん坊や
4
もう一度読んだが、印象度は?かな。すこしマゼラン出港の号砲のシーンで感動してしまった一回目の読み方が偏っていたかも。つまり情緒的過ぎた一回目の印象が強く、理性で読んだ二回目はそれがなかっただけだ。最初から理性で読まないとな。2018/10/16