扶桑社BOOKS新書<br> よく生き、よく死ぬための仏教入門ー「神仏和合」の修験道ならではの智恵

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扶桑社BOOKS新書
よく生き、よく死ぬための仏教入門ー「神仏和合」の修験道ならではの智恵

  • 著者名:田中利典
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 扶桑社(2018/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594079482

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内容説明

「修験という日本独自の仏教のお坊さまが教えてくれる、我々が逝く前に知っておくべき仏教のことは?」終活を自分でなんとかするという思い込み、じつはそこに落とし穴があるのです。

葬儀や弔いの“意味”を知らないまま「終活」を行うと、遺された家族はもちろん、自分自身にも“重荷”を強いることになりかねない?

檀家制度が成り立たなくなりつつあるいま、「うちの葬儀のやり方」が機能しなくなり、家族葬、樹木葬、散骨……選択肢ばかり増え、たくさんの人を迷わせています。「家族のために」と行った終活がかえって家族に迷惑をかけてしまう……。そんな悲劇を招かないために必要な仏教にまつわる、そして弔いに関する知識を説いていきます。

本書は日本独自の「神仏和合」=修験道の僧侶が、日本ならではの死生観、弔いのこころ、そして仏教の基本的なことを説いた本です。思索で仏教を理解したうえに、修行で仏教を体得した著者の解説は私たち日本人の魂に響き、古来から綿々と続く死生観に関してストンと腑に落ちるものがあります。まさによく生き、良く死ぬための道標となる書です。

主な内容
●日本独自の葬式仏教●弔いの本質から離れてしまった終活?●よく生きることを学ぶのが葬式●仏教が難しいのは当たり前、なぜなら……●「自分が仏になる」、それが仏教の大きな特徴●悟る前に人を助ける●日本で変容した仏教●父を仏教、母を神道とする修験道●江戸時代の檀家制度はいまの日本で継続できない!? ●野球選手が三かする護摩行ってなに?―――etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちめ

2
修験道の立場からの仏教入門。仏教の各宗派の教義に深入りせず、まんべんなく軽く紹介してあることに好感。また現代の仏教が抱える課題、特に葬式仏教との批判に対して正面から答えようとしていることも好感。筆者の寺が檀家を持たない、つまり葬式を請け負わないことから、発言しやすいということがあるのだろう。できれば修験道についてはもう少し突っ込んだ記述をしてもらいたかった。まあ、本書は仏教入門なので別な本を読めということだろう。☆☆☆☆★2018/07/31

Minyole

2
原始仏教が注目され、こんにち何かと批判される大乗仏教、しかも、著者は純日本製の修験者です。宗教を、倒れそうな時につかむ「吊り革」ととらえ、仏教であれなんであれ、人々に受け入れられる形で存続して生きる助けになるのが宗教の役割だと理解しましたし、賛同します。一点残念なのは、現代の癌治療が画一的で抗癌剤治療など無駄があると、軽く数行で批判されているところです。本書のテーマ上、抗癌剤に苦しみながら闘病生活を送っている人が手にする可能性もあり、配慮に欠けていると思います。問題意識を持っているのなら深く批評すべき。2018/05/05

りうかん

1
仏教の入門書、というほど簡単な本ではなかったが現状の葬式仏教の成り立ちと、そもそもインドでなった仏教の成り立ちや教えを書いている。 入門の割にいろんなネタに幅を広げた感があり、ページが足りてないように思えた。2019/02/11

kaede0914

0
本のタイトルに偽り無し、日本仏教のことを知るための入門書。2023/03/05

今更読書

0
知らない言葉が多すぎて入門というには少々難しかった。もう少し簡単な仏教の本を読んでみたい。2018/10/27

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