扶桑社BOOKS新書<br> 中国人民解放軍の全貌 習近平 野望実現の切り札

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紙書籍版価格 ¥990
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扶桑社BOOKS新書
中国人民解放軍の全貌 習近平 野望実現の切り札

  • 著者名:渡部悦和
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 扶桑社(2018/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594079499

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内容説明

我が国は人民解放軍の脅威を正しく認識し、適切に対処しようとしているであろうか?

・習近平の中国の夢は米国を追い越し、世界一の国家になることであるが、習近平の野望を実現するために不可欠な組織は人民解放軍である。・我が国においては、人民解放軍の実力を低く評価する(低く評価したがる)傾向や反対に高く評価しすぎる傾向があるが、21世紀に入り急激に戦力を増強し続けている人民解放軍を事実に基づいて客観的に評価すべきである。・過去、特に1990年以前において二流の軍隊であった人民解放軍は、2018年時点において米軍も一目を置かざるを得ない軍隊に成長している。2000年からの20年間における驚くべき軍事力増強は事実であるし、2020年代以降もさらに戦力を増強することになる。
・中国は自国で世界最先端の航空エンジンを開発できないので、米国やロシアの技術を盗用している。善悪とか倫理を超越して目的のためには手段を選ばない中国のやり方は、逆説的だが中国の強みであり、我が国にとっての脅威である。
ハリー・ハリス米太平洋軍司令官は2018年2月14日、米下院軍事委員会で証言し、「中国が急速に軍備増強を進め、間もなくほぼ全ての分野で米国と競合することになるだろう。米国が後れを取れば、太平洋軍は将来戦場で人民解放軍に苦戦を強いられることになる。戦争遂行能力が重要で、それがなければ、張子の虎だ。我々は紛争を望みはしないが、米国は起こりうる中国との紛争に備えなければいけない」と危機感をあらわにしている。このハリス大将の認識は、人民解放軍と対峙する米軍の第一線指揮官の認識であり、無視すべきではない。そして、ハリス大将の認識は、日本防衛の最前線で人民解放軍と対峙する自衛官の共通認識でもある。人民解放軍の質量ともの進化と脅威を認めざるを得ないのだ。

本書では人民解放軍研究の第一人者たる著者が、米国の研究機関、第一級の同軍研究論文や関係者から得た情報を基に、目まぐるしく変貌して先鋭化していく人民解放軍の現状を分析、軍事的知識がなくてもその全貌を理解できるように解説している。現実的な脅威を知るための必読書である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

16
習近平が最近になって中国人民解放軍を30万人削減した、ということだったのですが、その詳細は雑技団や演奏員たちで、実際に軍人を削減したということではないようです。人民解放軍では、元々軍イコール陸軍という図式になっているところを、海兵隊に配置転換しているという話もあり、習政権はそれなりに軍事を知っているというところを見せつけてもいます。軍人が日本の8倍いながら軍事費が4倍程度というのも眉唾ですが、そもそも軍が腐敗していてピンハネが横行しているので、実際に軍事費に使われているのは相当少ない模様…。2018/11/30

東側ギャン

1
おそらくすべての国が悩んでる過大評価もせず過小評価もせずで悩んでいるところ。結局後にならないと答え合わせができんのがつらいわね2021/01/17

ユウスケ・グラスカバー

0
大変分かりやすく、勉強になりました? 著者の他の作品を読んでみようと思います。2018/10/20

さっきぃ☆

0
『彼を知り己を知れば百戦危うからず』とは孫子の言葉であるが、日本の隣国である中国の人民解放軍の脅威ついて、我々はどれくらい理解しているのだろうか。著者の渡部悦和元陸将は先般出版された『米中戦争その時日本は』に引き続き、最新の米国における研究成果を取り込み、中国の国家戦略から各軍種毎の変遷と戦い方を客観的に評価している一冊。安全保障の実務に関わる人や国際関係を学ぶ学部生が中国の人民解放軍を理解するための入門書としてもお薦めである。2018/06/14

しゅんのすけ

0
人民解放軍研究の第一人者(元陸上自衛隊方面総監)による著作で、[人民解放軍の実力を低く評価したがる傾向や反対に高く評価しすぎる傾向]を避け、急激に戦力を増強し続けている人民解放軍を事実に基づいて客観的に評価している。また、[人民解放軍の全貌]という作品名に相応しく、陸海空の各軍からロケット軍、先端技術まで幅広く解説する。また、トゥキディデスの罠やキンドルバーガーの罠の観点から人民解放軍の未来を冷静に予測する。既に中国の生産年齢人口が減少に転じていることを考えるとキンドルバーガーの罠こそ懸念すべきだろう。2019/03/08

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