マーケティングリサーチとデータ分析の基本

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

マーケティングリサーチとデータ分析の基本

  • 著者名:中野崇
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • すばる舎(2018/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784799106945

ファイル: /

内容説明

身近なデータを、シンプルに活用する技術

「データは日に日に増えているが、お客様の顔はどんどんわからなくなっている」
「データの海に溺れてしまって、かえって意思決定が難しくなっている」

この言葉には昨今のマーケターの悩みや、データとの向き合いかた・データ分析の課題が顕著に現れていると思います。
マーケターが向き合うデータ量は加速度的に増加しており、ビジネスやマーケティングを行う上でデータ・ドリブンであること(データに基づいて判断・アクションをする)が当たり前になってきました。
マーケティング自体がデジタル化していく時代において、データリテラシー(情報や知識を活用する基礎能力)・データ分析のスキルは必要不可欠になりつつあります。

ビジネスメディアでは毎日のように、「データサイエンティストの価値」「DMP(Data Management Platform:ネット上に蓄積されているユーザーデータを統合的に管理するプラットフォーム)の導入」「AI活用の成功事例」などが紙面を飾っています。
実際にはビッグデータ活用どころか、社内の売上データや顧客データの分析もままならず、「マーケティングやマーケティングリサーチを体系的に始めることさえできていない」と嘆く方も多いのではないでしょうか。ビジネスにおけるデータ活用の度合いは二極化しているように思います。

本書では「これからマーケティングリサーチやデータ分析を始めたい」「始める必要があると思うが、何をどうやって始めたらよいかわからない」「デジタルマーケティングやデータ・ドリブン・マーケティングの始めかたがよくわからない」というビジネスパーソンやマーケターの方に向けて、データとの向き合いかたや、データ分析の基本、データを活用したビジネスの意思決定の第一歩を踏み出すキッカケを提供できればと思います。
私はリサーチ会社に務めていますが、統計の専門家でもなければ、ビッグデータを解析する高度なスキルも持ち合わせていません。
そんな私の経験から強く思っているのが、「リサーチやデータ分析はポイントを押さえれば誰でもできる」ということです。
世に出ているリサーチ関連書籍の多くは、統計やリサーチの専門家の立場から書かれているため、文系人間や業務でリサーチに馴染んでいない人には敷居が高いように思います。
そこで本書では、文系出身のどちらかと言えば数字が苦手な方や、主たる業務がリサーチやデータ分析ではないものの最近リサーチやデータを使った報告やプレゼンの機会が増えてきた…というビジネスパーソン向けに、「とりあえずこれだけ押えておけば大丈夫」という、リサーチ・データ分析のポイントをシンプルにお伝えしたいと思います。
(本書「はじめに」より)

目次

第1章 なぜ今、ビジネスにおけるデータ活用が必要なのか

第2章 リサーチ・データ分析の始めかた
  STEP1  リサーチの順番を決める
  STEP2  目的設定が最重要
  STEP3  調査企画の設計
  STEP4  データ収集と調査手法の選択

第3章 よく活用されるインターネットリサーチとインタビュー調査
インターネットリサーチを企画する
  1.調査背景 および 2.調査目的
  3.調査地域
  4.調査対象者
  5.回答者数(サンプルサイズ)と割付設定
  6.調査手法の選択
  7.調査項目
  8.調査時期
  9.調査費用
インタビュー調査
  インタビューの4つのポイント(1)インタビュー企画書の作成
  インタビューの4つのポイント(2)インタビューの依頼
  インタビューの4つのポイント(3)インタビュースキル
  インタビューの4つのポイント(4)フォローアップ

第4章 仮説思考の重要性
  仮説構築
  仮説思考の重要性
  良質な仮説とは
  インプットの量×質
  今、注目される観察調査
  アウトプットで仮説を深める
  仮説が降りてくる瞬間
  仮説を調査項目に落とし込む

第5章 データを分析し、アクションにつなげる
  STEP5  分析・解釈
  STEP6  アウトプット作成
  STEP7  アクションにつなげる

第6章 マーケティングリサーチの最前線
 ヤフー株式会社
 ペルフェッティ・ヴァン・メレ・ジャパン・サービス株式会社
 マクロミル総研

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

32
言うまでもなく起業にあたり、調べることは必須です。すなわちマーケティングリサーチは転ばぬ先の杖。はい、当たり前のことを言ってます。何か得たと言うことはないのかもしれません。しかし、その概念が確実に、私の頭に植え付けられました。その可能性を探りながら、起業に向けてゆっくりと。以下メモ。リサーチは課題解決のインパクトが大きいものから着手するのが鉄則。口コミ分析をする際は、ちょっとした心の動きをリアリティだと捉える。良質な仮説構築には、5巻を使って体で丸ごとインプットする。2022/09/02

ミライ

28
2018年最新のマーケティングリサーチの解説本。中身はそれほど難しくなく、図解などを駆使してわかりやすくまとめられている入門書的な内容だった。現代はネットを駆使したリサーチが主流で、よりリサーチの精度を高めるには、、ネット+(リアルに人を集めての)グループインタビューがよさそうだ。個人的に気になったのが、脳波を測定してのリサーチ、ヒトの脳をリサーチするので嘘はつけない、最近のwebCMなどでの事例が紹介されていたのが興味深かった。2018/04/27

アベシ

26
マーケティングリサーチは言葉としてはよく聞くが、実際にどうやるのか知りたくて読みました。この言葉はマーケティングとリサーチの合成語であり、マーケティングに基づくリサーチについて書いてある。広義に言えばマーケティングとは課題を解決するための情報収集や分析のことで、まずは課題を明確にするためのおなじみの3C分析などのフレームワーク分析をした後、問題のリサーチになる。リサーチは課題解決のインパクトの大きいものから着手する、これは非常に大切なことだと思います。2019/12/01

Kentaro

18
ビジネスの目的は最終的に売上や利益を増加させていくことであり、リサーチ・データ分析・マーケティングなど、あらゆる活動の目的も突き詰めれば売上・利益の増大だ。多くの人々の心を動かしているモノやコトは、大きなお金を生み出している可能性が高いわけなので、そこに必ずビジネスのヒントがある。あなたのビジネスがBtoCであってもBtoBであっても、人々がお金を払っているモノ・コトにふれ、ヒントや理由を体感することで、自分のビジネスの成長につながる種(仮説)を得られる。原宿のパンケーキが大人気であれば足を運ぶといい。2019/02/03

東原そら

10
データ分析する目的とは。 すべてがデータになると行っても過言ではない現在。ただ、意外にマーケティングリサーチにポイントを絞った本は少ない。 本書にはインターネットリサーチからインタビューまで幅広く手法が紹介されている。 筆者はリサーチを「ビジネス課題を明確にし、課題解決のアクションや意思決定のために必要な情報収集や分析」と定義している。 つまりビジネスのアクションにつなげることができる準備、仮説の立案が重要なのだ。 データから読み解く力も重要だが、どのデータが必要か仮説する想像力も必要のようだ。2025/06/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12732818
  • ご注意事項

最近チェックした商品