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内容説明
人口減少,駅前のシャッター通り,あきらめ,…….地元経済の悪循環を断ち切る方策はないのか.現状を可視化し,お金や雇用を外部に依存する割合を減らすための考え方やツール,好循環に転換した事例の数々を示す.次なる金融危機やエネルギー危機,気候変動危機に対する「しなやかに立ち直る力」(レジリエンス)をいま地元から.
目次
目 次
まえがき
序章 なぜいま、地域経済か
しなやかに強い地域の鍵は、しっかりした「地域経済」/人口減少に歯止めがかかった「好循環の地域づくり」
第1章 地域へ戻りつつある経済
もともと経済とは地域経済だった/経済が地域へ戻っていく理由/日本の地方に特有の問題状況/地域経済を取り戻すための分析モデルとツールがある!
第2章 あなたの地域は「漏れバケツ」?
「漏れバケツ」モデルとは/危うい依存から、自立に基づく相互依存へ/バケツの中はどうなっているのか?/漏れているのか、循環しているのか、それが問題
第3章 まずは地域全体の漏れの度合いを知る
産業連関表を用いて「波及効果」を調べる/産業連関表から「域際収支」を調べる/新登場の「地域経済分析システム」を活用する/地域経済循環マップ/地域経済循環率
第4章 地域の「どこで、どれくらい漏れているか」の詳細を知る
既存の統計データを活用する/地域内乗数効果を計算する方法/買い物調査を行う
第5章 身近な「漏れ穴」をふさぐ
「地産地消」から「地消地産」へ/学校給食を変えよう/ 「外に持ち出して加工して持ち込んでいるもの」に着目する/わかりやすい離島の「漏れ」/すでに存在している生産者と消費者をつなぐ/海外では
第6章 「最大の漏れ穴」をふさぐ
地域のエネルギー自給の「みなし」と「実質」/ 「植民地型」からの脱却/小水力発電から生まれる大きな価値/地域の再エネで「子どもたちが帰ってこられる」集落づくり/条例で進める地域の再エネ
第7章 「漏れ穴」をふさぐ新しい資本主義
ローカル・インベストメントのやり方/地元の地方銀行や信用組合・信用金庫に預金する/市民バンク、クラウド・ファンディング、ソーシャル・レンディングで地元に投資する/ 「地元の投資が必要な事業」と「地元に投資したい人」を結びつける/スロー・マネー運動/住民出資による合同会社で合併から再生/各地に広がる住民出資の取り組み/今後の重要性
第8章 地域経済を考え直す──水俣市と下川町はいま
水俣──企業城下町の「もやい直し」/ 「環境首都」の経済再生のために/お金の流れを「見える化」する/可視化された「漏れ」から始まる創造事業/下川町──「50歳から住みたい地方ランキング全国1位」になるまで/町の経済規模と域際収支がわかった!/地元資源を活用して、エネルギー自給の町へ!/利害の対立する事業者の巻き込み方/永続するエネルギーと地域経済の土台を作る/さらに足腰の強い地域経済に
第9章 地域経済を取り戻す──トットネスで始まる「新しい物語」
トットネスの町とトランジション・タウン運動/食の「リ・ローカリゼーション」プロジェクト/エネルギーも住宅も通貨も、「リ・ローカリゼーション」/次々とプロジェクトや取り組みを生み出す三種の神器/ 「自分たちの地域はこうありたい」というビジョンから始まる/コーヒー戦争に勝つ!/ 「新しい物語」を生み出す
おわりに
感想・レビュー
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KAZOO
佐島楓
もえたく
おせきはん
ぴーすけのパパ