内容説明
「女性に生まれなければよかったのに」と思ったことはないだろうか。女子力からはじまって、加齢や美醜、モテ……。女性として生きるのに現代は面倒くさすぎる。全てのダメ女子たちに心から自分を肯定し、女であることに幸せを感じられる方法を伝授する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
52
好きな本です。女性論はフェミニズムの立場から語られることが多かったと思うのですが、この本はそうではありません。著者の精神科医の立場から何故女性は女性としての立場を選ばされるのか?と素朴に訴えかけています。「女子力」というのが「商品力」と同義であるというのに目からウロコの衝撃でした。女性は商品ではない。商品としての人生を歩むことはやめよう。様々なことを考えさせてくれる良書です。2018/01/16
しゅわ
37
【図書館】『女子の人間関係』の続編…というわけではないでしょうが、その考えをさらに掘り下げて、女性に生まれた面倒や苦労を肯定的&前向きにうけとめられるヒントが詰まった…若くて綺麗な女性がチヤホヤされて悔しい思いをしてる…そんなモヤモヤに効く一冊です♪ 男尊女卑がすごくて「女性だから」とサポート的な仕事しかさせてもらえない日々のストレスが少しは軽くなった…かな?2018/06/18
きさらぎ
35
「女に生まれなければよかったのに」とまでは思わなくても、女性なら気を利かせろとか子供がいない人にはわからないとか、男性なら言われずにすむことを言われる女性は多い。嫉妬もあるし女も結構大変なのだ。いつも笑顔でいるためには自分の中の負の感情を否定せず、「今はこれでよい」と自分の努力を肯定する。年をとった自分もゆるす。年を重ねることや経験を積むことで自分の価値は無限大に広がっていく。「今・ここを楽しむと最後はだいたいうまくいく」と楽天的な言葉もあるが、これからは「べき」をなくして「したい」だけをしていきたい。2019/01/30
わっぱっぱ
34
内容的には「女に」と付けなくても良さそう。男でも女でも、生きづらさを抱えている人なら「こんな考え方もあるんだ」と知るだけでも楽になるんじゃないだろうか。私はといえば、この歳になって「女」が目覚めてしまったようで、遅まきながら潜在的な商品としての価値を認める行為に身を入れている。女として見られれば嬉しいし、綺麗と言われたくてお洒落したり立ち振る舞いに気を遣ったり。女度を低くして円滑な人間関係を築いてきた二十代とは大違いだ。結果、悩みが増えた。友人は減った。だけど今の⇒2018/03/23
ベランダ
13
水島先生が「女」度の低い恋愛や人間関係を作ってきた話を読み、健康な感覚でいればこう感じるのだなと勉強になる。私もできたらそうしたかったが、事情で「女」度に振り回された生き方をしてきた。できない人への指導があっさりしてるので、水島先生だからできること😭と拗ねそうにもなるが、もっともでなるほどなので、しっかりメモを取って参考にする。「女」度基準だと劣化と言われ、悲しいだけの「老い」だけど、成熟した人間と考えると確かに豊か。早々に傷を手放して「女」に代表される固定観念にとらわれる生活から抜け出していきたい。2018/01/30
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