内容説明
調理師の実果は、念願の三ツ星レストランで働き始めた矢先にケガをして失業、恋人にも逃げられてしまう。不運が重なり思いがけなく休みができた彼女は、あてもないまま瀬戸内海の小島に滞在することに。島民より猫の多い猫島で民宿を営む老夫婦と、釣りや料理を手伝いながらのんびり過ごす実果。そんなある日、島で道に迷った彼女は、気まぐれで営業しているという風変わりな食堂と出会う。主人らしき青年はいるものの大抵は店を空けていて料理をふるまう様子もない、この謎めいた食堂との出会いをきっかけに、実果にささやかな転機が訪れる――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
153
大雑把に言うと、どん底の女性調理師が島で傷ついた心を癒す話!スッキリとした青空、満天の星空、豊かな自然の情景が目に浮かぶ。人懐っこい島民ともふれあい会いたくなるね。心の傷を癒やしにいかなくても、ただ単にのんびりと、この島で過ごしたくなるね。海の幸も美味しそう。“ひしお”もどんな味かあじわってみたいね。2019/10/04
佐島楓
54
うーん、ちょっとミステリとしては弱すぎる? 大人の夏休みと思ってぼんやり読んだほうがいいのかも。2018/05/22
らび
26
猫島でのんびりと心と体のリフレッシュ!ある意味羨ましくもあり、島ののんびりさは伝わるも軽い読み物で終わって何か残るものがある訳でもなくこれと言った感想も無し・・・。白猫がもっと謎めいて絡んだらまた違ったかも。2018/07/02
りんりん
17
けが、失業、失恋が重なった主人公。リハビリを兼ねて人生の夏休みとして、瀬戸内海の小島にやってきた。白い猫に導かれ、たどり着いたのが、気まぐれ食堂。本当にタイトルの通りの小説。ミステリーも恋もない、主人公の癒やしとエンパワの小説。2018/06/03
きょん
16
けがをしてやっと採用された三ツ星レストランを首になり、同棲中の恋人には貯金を持って去られ、傷ついた心身を癒すために瀬戸内の島で過ごすヒロインの再起まで。ある種のお仕事小説としては面白かったけど、創元推理文庫から出る意味はない様な気がする。2018/05/22
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