クリスティー文庫<br> アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕

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クリスティー文庫
アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕

  • 著者名:霜月蒼【著】
  • 価格 ¥1,166(本体¥1,060)
  • 特価 ¥583(本体¥530)
  • 早川書房(2018/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151301063

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内容説明

クリスティーの愛読者も、これから読む読者も楽しめる! 推理作家協会賞&本格ミステリ大賞の2冠に輝いた傑作評論集が待望の文庫化。解説収録/杉江松恋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

99
大量にクリスティ作品を購入してしまったので、再読へ向けおさらいの意味と、何から読もうかの選択の助けになればと思い読んでみた。ハヤカワクリスティ文庫から発売されている全100冊の書評。発売順に読むか、面白いものから読むか、はたまたその逆に美味しいものは最後まで取っておくのか・・悩むところだ。この本、確かに選択の手助けにはなるけど、長い!無駄に長い!途中で飽きてしまうので、気になる本の紹介から少しずつ読むのをお勧めする。これ読んだだけで疲れちゃって、今すぐクリスティ作品に突入!と言う気持ちにならない😅2019/05/07

Panzer Leader

94
数十年前にエラリー・クイーンには嵌ったけれど、クリスティー作品は有名作5冊「アクロイド、オリエント、ABC,ナイル、そし誰」位しか読んでいなかった自分のような人間にまさにうってつけのガイド本。でもこれは危険な本だ。なにしろ「ミステリー史上の傑作」に分類される★★★★以上が54冊もあるし、筆者の個人的ベスト10には上記の有名作は入っていないんだから。ネタバレせずにいかにも読みたくなるような解説は罪作り。「読まずに死ねるか」ならぬ死ぬまでに読めるかなってとこですなあ。2018/10/02

きゅっぷりん

75
作者によるアガサクリスティの全作品の評価 並びに大まかなあらすじ 全ての作品を絶賛するのではなく 良し悪しをハッキリ評価して 中には『これはひどい』とまで言い切った作品もあり 作者のハヤカワ文庫へ忖度なしの姿勢が大変好感持てた もちろん私なりの反論も多々ありました あと 他の古典小説や現代小説の似たような場面や 影響を受けているであろう 作品も紹介しており かなり興味深かった これからアガサクリスティの完全制覇に向けて かなりモチベーションが上がった事は間違いありません(*^▽^*)2021/03/01

道楽モン

56
小・中学生でクリスティの主要な有名作品群を読んで以来、50年以上の歳月、無視し続けていた作家。誠に相すみません。偏見と無知により舐めていたのは筆者も同様で、あらためて全著作読破で正当に評価しようという試み。一冊読了毎にクリスティの作家としての成長や作品構成、執筆意図やテーマの遍歴を確実に辿ってゆくというもので、スリリングなブックガイドであると同時に、優れた作家論となっている。執筆年を考慮することなく、現代の読者に通用するかという明確な基準点が頼もしい。残り時間が少ない私は、星4つ半以上の作品だけを読む。2025/05/28

ユメ

53
クリスティーの全作品に最大星5つの評価がつけられ、著者の忌憚なきコメントが軽快だ。いずれの作品に対しても著者が面白い/つまらないと感じた理由が丁寧に検証されており、終始作家へのリスペクトを欠かさないので、安心して読みふけることができる。ネタバレは墨塗りにするという配慮までなされているのには感心した。何より、著者の中で次第にクリスティーという作家への評価が定まっていく過程を追えるのが本書の醍醐味だ。この本単体で読み物として抜群に面白く、かつ著者を通してクリスティーに魅力されるという素晴らしい書評。2019/01/10

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