実業之日本社文庫<br> 森に願いを

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実業之日本社文庫
森に願いを

  • 著者名:乾ルカ
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 実業之日本社(2018/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408554105

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内容説明

深呼吸したくなる。涙と希望の光が差す〈読む森林浴〉ミステリー。森に迷い込んだ人々の心温まる出会いの物語。 いじめ、進学、就職、恋愛、不治の病……それぞれに人生の悩みを抱え、希望を失った人々。彼らが迷い込んだ街中の広大な森の中に、その青年はいた。能天気に見える森番の青年が語りかける言葉は不思議な力で彼らの心に届く。ふれあいの先にある彼らの運命は。そして、森と青年に隠された禁断の秘密とは――驚きと感動に満ちた、希望のミステリー。解説/青木千恵

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

117
★★★☆☆19008 謎の森に惹きつけられる 訳ありな人たちの短編集。読み始めからしばらくは、森のシーンで高橋一生さん主演の『僕らは奇跡で出来ている』をイメージしてしまいました。さらに2話目では、菅野美穂さん主演の『曲げられない女』3話目では、草彅剛さん主演の『僕の生きる道』が頭に浮かんできました。話は変わるけど、マツの木、エゾマツは枝ぶりが下がってて、トドマツは上向。これ、トドマツは天にもトドけ〜!エゾマツは天に届かなくてえエゾ〜!と覚えるんだって。木って長寿だから今度、生まれ変わるなら木だな。。2019/01/12

カブ

49
街中にある大きな森に吸い寄せられるように、人生の思いを抱えた人々がやってくる。不登校の子どもを持つ主婦、不治の病に罹った青年、落ちこぼれの高校生、リストラされる中年男性など7人と、1人の森番の青年の連作短編集です。特別なことをする訳じゃない、ただ寄り添って彼は森にいる。自分も森の中に迷い込んで、緑の空気を吸い込んだような、どこかホッとするような話です。2018/05/10

ココ(coco)

40
☆☆☆★乾ルカさん12冊目です。今回は癒されました。職場の人間関係やリストラ、不登校等々、様々な悩みを抱えて苦しみながら生きている人々が、都会の中にある森に迷い込んで、森番の青年と触れ合う事により、生きる希望を見出していく物語でした。7編の連作短編集ですが、第5話と第6話が好きです。第5話に出て来る『これからのあなたの人生で、今が一番若いあなたです。』という言葉が良かった。2018/04/22

たるき( ´ ▽ ` )ノ

37
うーん・・・清々しい新緑のようなイメージの本だと思って読んだけれど、ちょっと違った。爽やかさより、厳しさが描かれている感じかな。今の私が読むには少し重かった。2024/02/15

白湯

33
”時を止めることなどできないのだから、今が一番若いときであり、チャンスを前にして無理かどうか考えるのは時間の無駄だ”という内容を森番が語る場面がある。実際に今が一番若いとはなかなか思えないが『常に今が最新バージョン』と私も自分を鼓舞する事はある、というか、しないとやってられないのよ。時にはたちどまってしまっても、マイナーチェンジを繰り返して生きていくとしましょう。カウンセリングのケーススタディ風エピソードが並び、正直ややしんどい感じでしたが、最後の森番の話は良かった。彼等の話をもう少し聞きたい気がする。2018/04/16

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