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内容説明
パラパラの宿敵は、「あの食材」だった!?
1品で1冊、究極のレシピ、ついに完成!
「パラパラのチャーハンをつくれないのはダメ人間である!」。この強迫観念にとりつかれた著者は、料理研究家としての存在価値をかけ、究極のレシピを探究する旅に出ました。
使う材料は、ご飯、卵、ネギ、油、塩のみ。シンプルではあるものの、その奥深さゆえに、たびたび困難に直面します。「わりとパラパラ」「けっこうパラパラ」は実現できるものの、プロ並みへの道のりは遠く、大きな壁にぶち当たることも。
試行錯誤を繰り返し、苦節3年。あきらめかけた、そんなあるとき、意外な出会いから、「パラッパラ」を実現させる究極のチャーハンづくりのヒントを得ます。そしてついに、誰もが、家庭で、簡単に再現できる絶品チャーハンのレシピを発見するのです。その「秘密」とは何でしょうか。
読んで面白く、使って役に立つ絶品レシピ、あなたも試してみませんか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
103
パラパラでおいしいチャーハンを作るための実験と検証の繰り返し。その過程を丁寧に綴ったレシピ。チャーハン一品の作り方を237ページで解説した世界一長いチャーハン・レシピである。なにもチャーハンはパラパラでなければいけないわけではない。私はラードを使った濃厚味ベタベタチャーハンも好きである。しかし、ごはんに卵をまとわせながら大振りの中華鍋を煽りぱらぱらになるまで炒めるスピード技はやはりあこがれ。だが、なんと鍋を煽ることに意味はないと意外な結論。そうではあっても私は鍋を煽って作りたい。パフォーマンスも一興です。2019/09/03
punyon
29
料理は好きだ。が、息子に唯一「作るな」といわれるのが炒飯(^^ゞ そこに目に止まったのが本書である。家庭でできるパラパラのチャーハンを目指して、彼の挑戦が始まる。鍋の大きさ、素材選びに始まり、ヘラの選定、鍋肌の温度、卵を入れるタイミング。油選びやご飯、塩、油、具材の量、炒め時間や炒め方に至るまで、まるで理科の実験のように、様々な試行錯誤が繰り返される。理科大好き人間の私としては完全にドツボに嵌ってしまった(笑)鍋は振らなくてもOK。お米も粘る日本米でいい。心強い味方を得て、さぁ、私も炒飯に再挑戦(^O^)2018/08/26
デビっちん
17
最後にパラパラチャーハンのためのレシピが記載されているので忙しい人は、そちらからどうぞ。ただ、本書の面白みは、そこに至るまでの試行錯誤を繰り返した本文中にあると感じています。食材、調味料をg単位で変え、その投入順、火力の変更等、3ヶ月でどれほどのチャーハンを食べたのでしょう。淡々と記載されている文章の裏にある熱量を感じました。ただ、個人的な経験から、もっと簡単な別解知っちゃってました。長箸使うと簡単にパラパラチャーハンできますよ。2022/04/07
チェアー
17
パラパラのチャーハンにたどり着くまでの数々の実験。そしていったん到達した地平に満足せず、もっといいやり方があるのではというあくなき追求。パスタ、ハンバーグに続く男の~シリーズ第3弾。このシリーズで面白いのは、「この料理はこう作るもの」という常識を破ってくれること。今回もいくつかへえーポイントがあった。読むと実際に作ってみたくなる。ほかにもシンプルな料理はありそうで、続編にさらに期待。 2018/06/26
きゅー
14
パラパラでうまいチャーハンを作るために、著者土屋氏は何百回と試作し、一回一回味を確かめる。炒める温度はどれくらいか、卵コーティングをすべきかどうか、炒めるのに何分何秒必要か、油の量は……。使用する具材はご飯、卵、ネギのみ。一つ一つの手順に調理と考察があるので、読者は彼と共に納得しながら最高のチャーハンレシピ作成に突き進むことができる。一冊書くのにこれだけの時間を掛けるのはもはや酔狂の粋だろう。こうして出来上がったチャーハンレシピをここに書くことは出来ない。それは読者が著者と一緒に至らなければならない道だ。2019/03/29




