内容説明
定年後や老後の生き方を指南する書籍が書店で活況である。団塊世代が七〇歳を迎えたことと、中年世代でも老後に不安を感じている人が増えていることがその理由の一端と考えられる。『課長 島耕作』の著者である弘兼憲史氏も七〇歳を迎え、身の回りの品を処分し始めるなど、「終活」を始めたという。本書はその弘兼氏が、老後でもっとも大きな不安のもとである「孤独」に対して、「ひとりでも楽しく、身軽に生きるための力」である「ひとり力」を身につけて向き合おうと提案する書である。弘兼氏は「年を重ねると、誰にでも訪れる孤独を、マイナスにとらず、楽しくて自由なんだと考えることが大切」と説く。そして妻や家族、周囲の人との「つきあい力」、料理や身の回りを整理する「家事力」、一人で生きることを楽しめる「孤独力」など、自立して生きるための「ひとり力」の身につけ方をアドバイス。老後の幸せを左右するかっこいい老後のヒントが満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
24
シニアになったら料理をマスターすることは一番大切です。何はなくとも料理はできるようにするべきです。妻が作ってくれるからいいなんて構えていても、老後の生活にはいつ何が起こるかわかりません。奥さんが脳卒中などの病気で急に倒れて入院したり、奥さんを自宅で介護することになったりすることも考えられます。外食とコンビニ弁当だけでは、栄養面でも健康面でも、そして金銭面でもいいことではありません。掃除ロボットや電気洗濯機などが家事をやってくれても、毎日やらなければならない食事の支度は自分でやることが絶対に必要になります。2019/02/18
サルビア
15
一人暮らし歴36年の私なので、ひとりで楽しく生きる術は、充分あるとは思いましたが、参考になるところは多々ありました。この本を読むと孤独死はこわくないと思います。ただ、この本は定年退職した男性向けでした。2018/09/04
kyonkyon
8
子どももだんだん大きくなり、自分の時間が増えてきました。孤独というとネガティブなイメージですが、私はひとりの時間も大好きなので、一人を楽しむ幅を広げられたらと思い読みました。これは男性向けですね。主人に薦めたいが、イヤミと思われるかな。全ての男性が、弘兼さんのようになれるわけではないのが現実です。2019/02/06
つちのこ
4
PHP新書2018年4月初版。定年が視野に入り矢継ぎ早にこの手の本を読んだ。弘兼先生は漫画も好きだがエッセイも面白い。しかし、何冊も読むとどれも同じような話の繰り返しで新鮮さはない。本書はどちらかというと終活準備の処世術といったところ。子供にはお金を残さない…これは納得。強いてあげれば私的には、死ぬまでにお金を残さずに使い切る、これでいきたい。2019/11/18
おだまん
3
これは男性向きかな。2018/05/03
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