内容説明
「薬漬け医療」と言われて久しい日本の医療。
高齢になるほどに、目を覆うばかりの多くの薬を、長期間にわたって出し続ける傾向にあるようですが、死ぬまで投薬する意味が本当にあるのでしょうか?
日本初の「薬やめる科」を設けた松田医院和漢堂院長の松田先生は「多くの医師達は薬が基本的に毒であることを忘れている」、と指摘します。
特に問題となるケースは3つ。
(1)高齢者が複数の科から大量の投薬を受けている場合、
(2)心療内科、精神科などで数多くの精神安定剤を長期に投与されている場合、
(3)繰り返す蕁麻疹、湿疹、アレルギー性鼻炎、喘息等に対して、抗アレルギー薬、ステロイドを長期連用している場合など。
少し周りを見渡せば、このようなケースはたくさん思い当たると思います。
このような状況を少しでも改善するため、松田先生は、「薬やめる科(減薬・断薬サポート)」を開設し、医者が絶対に教えてくれない薬のやめどき、減らし方、やめ方、溜まった毒の消し方をお教えします。
現場で多くの患者を診てきた医師だからこそわかる、断薬の大切さと効果。
長年薬を飲み続けているにもかかわらず、体調不良を抱え続けている人たちへ、「このまま薬漬けで本当に良いのか」を問う本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カタコッタ
14
こういう正直な先生がおられたとは驚きです。日本人は明らかに薬を飲みすぎていますね。少し自分の力を信じてみたいです。気分が良くなりました。2024/11/24
大先生
9
やっぱり日本人は薬を飲み過ぎですよね。本当に必要なときだけ飲むようにすれば、医原病は減るし医療費も削減できるのに…。私も反省せねば(汗)。「病は気から」という部分もあるわけですから、身体の不調を一々気にしないことも大切ですね!そりゃ何十年も生きていれば、多少の不調があって当然ですし(笑)2022/02/27
fumikaze
6
私も常々薬をやめたいと思っている。病院では、薬の処方で終わることが多いが、そうでなくもっと生活上の注意点等を教えて欲しいと思う。2024/01/04
のぞむ
2
健康診断でキツい基準値でスクリーニングし、不安を煽って薬に頼らせる、という構図がよくわかりました。その一方で、薬=悪と決めつけてはいないところに好感が持てました。 でも、ワクチンをトンデモ医療扱いしたり、電磁波等を体に悪いもの、と解説されていたあたりが少々胡散臭く感じました。 話半分程度に参考するのが良いのかな、と思います。2025/10/01
ジュリ
2
高血圧の薬の飲みすぎで血圧が高くなっている、骨粗しょう症の薬を飲んで骨がもろくなる。本末転倒だ。薬は飲まない方がいい。2024/02/11




