光文社文庫 風の轍

著者名：岡田秀文

光文社（2018/04発売）

• ISBN：9784334763046

内容説明

織田信長が台頭しようとする戦国の世。越前随一の商家「鍋谷」の娘・志乃は、何不自由ない暮らしを送っていた。しかし、父の抜け荷の罪が発覚し、苛烈な裁きが下る。両親は自害し、間一髪で逃げのびた志乃にも、生き地獄の日々が待っていた――。「いつか故郷に返り咲く」。時の権力者の盛衰に翻弄されながらも、誇り高く生き抜く、美しき女商人の波瀾万丈の半生！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[レッドライオン]

この志乃と言う人は言う人は強いな。というか女は強いな。サポートする人によって方向性が変わる、良い方へ向けば力の発揮どころがあるな。現代社会にも反映されているなと感じる。

[鈴音]

職場の人から借りて読了。主人公の志乃が家族も家も失いながらも這い上がって行く姿が印象的。時代小説の商人もの。信長が台頭してくる時代を商人目線から見た話。

2013/05/07