内容説明
作品とともに、わたしたちと浅見光彦の旅は続きます。
素晴らしい謎と冒険の数々を、これからも――。
能の水上流宗家の嫡男・和春の七回忌に催された追善能。宗家である和憲の二人の孫、和鷹と秀美もそれぞれ「道成寺」と「二人静」を舞うことになっていた。しかし、和鷹は舞台の最中に蛇面をつけたまま急死する。センセーショナルな和鷹の死、兄妹間の後継問題などに注目が集まる中、和憲の行方もわからなくなる。秀美は祖父の残した言葉を頼りに吉野へと向かうが……。惨劇に隠された悲劇に浅見光彦が挑む。シリーズ屈指の人気作!
※本書は、2008年7月に刊行された角川文庫版(改版)を底本に、上下巻を合本にしたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
90
ミステリーよりもストーリーという印象でした。能楽というか能楽家の悲しきストーリーがかの吉野の地で展開される情景は一種の贅沢でさえあるように思いました。2025/07/05
涼
54
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/06/post-55789f.html 実は再読で、内容もかなり覚えていました。2023/06/12
はかり
13
浅見光彦シリ-ズの中で人気の高い今冊を読んでみた。能が舞台となった連続殺人事件。能の知識がないので理解不能な面もあったが、事件はよくできたものだった。定番の光彦の兄を巡る警察現場のとのやり取りも愉快だった。今度は光彦のデビュー作となった後鳥羽伝説事件を読んでみたい。2019/03/04
ニゴディー
12
テーマも良いし話の筋自体はおもしろいとは思う。 作品としてはちょっとバランスが悪いかなというのが個人的な感想ではある。 読み手が何を重視するかで評価は変わるだろうけど浅見光彦シリーズとしては十分楽しめる。2020/12/03
mim
11
伝統芸能の跡継ぎに関係する悲しい殺人事件。この頃の作品の方が、浅見のキレがあると思う。2018/07/21
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