ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

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ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望

  • ISBN:9784864106016

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内容説明

フェイスブックを最初期から支えた大物投資家。
テスラ、ユーチューブ、リンクトインなどの名だたる起業家を輩出したペイパルの伝説的共同創業者。
ドナルド・トランプを意のままに操り、「影の米大統領」(ポリティコ誌)とささやかれる政策アドバイザー。
スタンフォード大学を震撼させた自由至上主義哲学者。
そして、シリコンバレーの頂点を極めながら、誰よりもシリコンバレーに絶望している男――。
ジョブズ、ザッカーバーグを超える無敵の男、その全戦略と破壊的思考にせまる初の本!

・なぜ彼は革命的決済サービス「ペイパル」を成功させることができたのか?
・なぜ「ユーチューブ」「テスラ」「リンクトイン」などの名だたる創業者を輩出できたのか?
・なぜ「フェイスブック」の可能性をいち早く見抜けたのか?
・CIAやFBIを顧客にもつ謎のデータ企業「パランティア」を創業した理由とは?
・トランプを支持し、テクノロジー政策顧問を引き受けた真の狙いとは?
・なぜ世界に「自由」と「テクノロジー」が必要なのか?
・なぜシリコンバレーの頂点を極めながら、シリコンバレーにイラ立ちつづけるのか?

「ピーター・ティールほど常識にとらわれない思考ができる人間はめったにいない」
――イーロン・マスク(テスラモーターズ、スペースX共同創業者。ニューヨーカー誌より)
「彼のそばにいると、『自分ももっと賢くならなきゃ』と誰もが思う」
――マーク・アンドリーセン(ネットスケープ共同創業者、投資家。フォーブス誌より)
「ピーター・ティールは逆張り屋です。で、逆張り屋は大抵まちがっています」
――ジェフ・ベゾス(アマゾン共同創業者。トランプ支持を表明したティールを批判して)
「僕たちの取締役ピーター・ティールは、トランプ政権の顧問でもあります。そのことでご批判をいただいていますが、フェイスブックが多様性をモットーとする企業であろうとするなら、多様な政治観をも許容すべきなのです。それが僕の信念です」
――マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック共同創業者)

はじめに――iPhoneはイノベーションではない
第1章 はじまりの地、スタンフォード大学
第2章 「競争する負け犬」になるな――挫折からのペイパル創業
第3章 常識はずれの起業・経営戦略――ペイパル、パランティアはなぜ成功したのか
第4章 持論を発信する――『ゼロ・トゥ・ワン』と『多様性の神話』スキャンダル
第5章 成功のカギは「逆張り思考」――スタートアップの10ルール
第6章 ティールの投資術――なぜ彼の投資は成功するのか
第7章 テクノロジーを権力から解放せよ――ティールのリバタリアン思想
第8章 影のアメリカ大統領?――トランプ政権を操る
第9章 ティールの未来戦略――教育、宇宙、長寿に賭ける
おわりに――テクノロジーがひらく自由な未来へ

ピーター・ティールがシリコンバレーを離れる日――訳者あとがき
原注

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

77
"「将来、僕らがアメリカ国外でサービスを提供し、インターネットが人口のすべての階層に普及するようになったら、ペイパルによって世界中の人々がかつてなかったほど直接的に通貨をコントロールできるようになる。腐敗した政府が国民の財産を盗んだりすることは、まず無理だ」。なぜならペイパルを使うことによって、国民は政府のもくろみをつぶし、現地通貨はドルやポンド、円のような、より安全な通貨に簡単に乗り換えられるようになるからだ。"(P.62 「通貨を政府から解放する」より引用)。2018/08/29

Willie the Wildcat

60
多分に評伝を含めた氏の半生の振り返り。投資銀行からシリコンバレーに戻る転機、ペイパルの上場と売却や、オバマ政権からの訴訟やホーガン裁判などの”ダークサイド”の経緯も簡潔に整頓。但し、氏の本音は読み取れず、氏自身の著である『Zero to One』の方が、まだ腹落ちし易い。数少ない興味を引いた点が、同著の発刊までの裏話かな。もう1点挙げるとすると、投資術におけるバフェット氏との比較の件も、腹落ちしなかった。本著記載の人種問題及び、トランプ氏との関係性の陰は、なかなか払拭することはできないという気がする。2019/07/06

マエダ

51
ピーターティールについて書かれた本はあまりない。グローバル化とは「コピペ」である。が一番参考になりそうなところであった。2019/03/18

Tenouji

28
シリコンバレーで逆張りするイノベーター。日本でいうとホリエモンw?なかなか刺激的な内容だった。こういう考え方は、先ずは個人から出てくるんだよね。日本だと無視か、叩かれまくると思うけど…2018/08/01

Kentaro

23
スタートアップの成功になくてはならない基本条件は、すぐれたビジネスセンスとすぐれたテクノロジーが完璧に共生していることである。多くのスタートアップが失敗するのはまさにこの点で、ビジネスかテクノロジーのどちらかに片寄りすぎている。 それでは市場が求めるすぐれた製品をつくることはむずかしい。すばらしい企業はつねにその背景に「秘密」があると考える。ティールによれば成功するスタートアップのカギは、「唯一無二であること」「秘密」そして「デジタル市場で独占的ポジションを確保していること」である。と言いきる。2019/03/09

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