文春新書<br> 最強のスポーツビジネス Number Sports Business College講義録

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文春新書
最強のスポーツビジネス Number Sports Business College講義録

  • ISBN:9784166611645

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内容説明

2019年のラグビーW杯、2020年の東京五輪と国家的スポーツイベントを控える日本。これらのイベントを成功させることはもちろん、2020年以降もスポーツを文化として根付かせ、産業として発展させるには何が必要なのか。プロ野球、横浜DeNAベイスターズの球団社長を5年務め、その間に赤字24億円を解消し、黒字化を達成した実績を持つ筆者が、各競技団体やスポーツ産業のトップをゲストに迎え開講した「スポーツビジネス・カレッジ」での講義が一冊に! 

本書は「ナンバー・スポーツビジネス・カレッジ」第一期で行われた講義を抜粋、再構成したものです。

 【目次】
 鈴木大地(スポーツ庁長官)「スポーツ基本計画が示す日本の未来」/為末大(世界陸上男子400Mハードル銅メダリスト)「アスリートのキャリアとスポーツベンチャー」/大河正明(Bリーグ チェアマン)「バスケットボールとアリーナの可能性」/堀江貴文(実業家)「スポーツはビジネスチャンスにあふれている」/ジム・スモール(MLB JAPAN ヴァイスプレジデント アジアパシフィック)「MLBのアジア戦略とWBC」/池田純(ジャパンエスアール チーフ・ブランディング・オフィサー)「青山ラグビーパーク化構想と、サンウルブズ活性化計画」ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

30
スポーツビジネスに関わる18名の方々の講義録。スポーツは「する、みる、支える」の3点から成り立っている。そして強化と普及。2点の両立は必須。フェンシング太田会長の「人気と認知の違い」認知されれば人気につながると思いがちだが、それは特定のエリアや場所で盛り上がって認知につながっただけ。それをどう人気に繋げるのか。これには納得であった。アマチュアスポーツは観る側を楽しませる努力に欠けている。競技未経験者でも楽しめる環境。スタジアムをパーク化。地元密着型のチーム作り。海外に学ぶ点はたくさんある。2020/02/22

Yutaka Matsuzawa

12
観客動員が増えているBリーグに影響され、スポーツビジネスに興味を持ち読んでみた。内容は講師として、陸上の為末大やBリーグの大河チェアマン、堀江貴文などが競技の普及や収益化について熱く語った講義録。豪華メンバーなのでそれぞれの話が面白いが、2015年ラグビー日本代表が南アフリカを破った裏話が特に印象に残り面白かった。私はその競技の普及や収益化には、まずは見ていて楽しい競技。国際的に上位の実力がある。そしてテレビ中継が多い。だと思うのだが、それ以外のアイデアが載っていてよりスポーツビジネスに興味を持った。〇2018/09/05

牧神の午後

5
これはなかなか面白い拾い物。スポーツをビジネスとして成り立たせ、アスリート達が安心して競技できるようにする、というのは、特にマイナースポーツでは難しいのだけど、バスケ、ラグビー、野球、フェンシングなどどうやって実践しているのか?マーケティングと顧客のつなぎ止めといった興業面とアスリート強化・海外トの格差解消といった競技面の両立など、苦労してきた人たちのナマの声はとても重い。Bリーグ、サンウルブズの裏話といった面でも楽しめる。2020/08/16

SU

4
ラグビー日本代表が各審判の笛を吹く傾向を勉強し、更に審判員を呼んで、実際に試合を審判してまで勉強していた事、川淵さんが勉強の為にジャニーズ東京ドーム公演に行った事に驚き。2019/04/15

ドルーク

4
各団体、各競技、様々な意識を持って、その種目の発展に努力していることが分かる。娯楽や文化として観るスポーツ、地域密着、地域発展や共生のためのスポーツ、健康や自己実現、感動体験のためのスポーツ。様々な役割がある。本書ではマーケティングの目線がメインとなるが、健康寿命、高齢化の問題、過疎化や人間関係の希薄化の問題、多様になり続ける社会や生きがいの観点、感動体験を生み出す魅力など、スポーツの様々な可能性について、今後も議論は尽きないだろう。2018/05/20

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