内容説明
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初心者必携!日本酒のあらゆるギモンをイラストで分かりやすく解説。もっと日本酒が楽しくなる!「お店ではどんな順番で飲むのが良い?」「特定名称酒ってどう違うの?」「ラベルの用語が難しい」「日本酒と料理の合わせ方は?」「このお酒は、冷やと燗どっちで味わうのがいい?」「飲み切れなかった日本酒の保存方法は?」……あらゆる日本酒のギモンを図解でわかりやすく解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えっくん
30
★★★★☆図書館新刊コーナーで見かけ日本酒を基礎から学ぼうと借本。原材料の違いで純米タイプと本醸造タイプ、精米歩合の違いで大吟醸までランクが変わることを認識しました。酒造りも酒米、水の選定だけでなく、精米、発酵、火入れなどさまざまな工程があり、長い年月をかけ試行錯誤しながら味わい深い日本酒が出来上がったのだと感嘆しました。世界には多様なお酒がありますが、ロックよし、冷酒よし、冷やよし、燗もよしと様々な温度で日本酒が楽しめる日本人に生まれてよかったです。ちょっと美味しいお酒を探しに出かけたくなりました。2018/05/18
てらこ
11
日本酒知識がないままウン十年生きてきましたが、仕事で必要に迫られ焦って読みました。日本酒事典!という感じではなく、日本酒初心者の米さん&指南役の純さんの掛け合いで進む、読み物テイスト。イラストも多くてとっつきやすかった。やや日本酒至上主義っぽいのが気になりますが、基礎知識を得るのに役立つ良本でした。これを参考に飲み比べしたら「たしかに吟醸は甘い気がする!!」など実感できて面白かったです(^^2021/05/20
makio37
10
(半分)仕事読み。ほのぼのしたイラスト付きで取っつきやすく、日本酒の基本の基本を楽しく勉強できた。精米歩合と名称の関係や「生酛」「山廃」の意味など、この歳まで知らずにいたのが恥ずかしい。麹(デンプン→糖分)と酵母(糖分→アルコール)が呼吸を合わせる「並行複発酵」という技術でつくられていたのか。酒造りの工程の解説も参考になるし、杜氏以下の頭・麹屋・酛屋など蔵人の序列を力士の格付けで表現した部分も分かりやすい。知れば、当然飲みたくなる。早速、巻末で紹介されていた地元の銘柄を買ってきた。2019/12/30
PONSKE
9
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。」あるコピーライターの言葉だ。日本酒も同じだ。材料の米、麹、水、酵母を変えれば結果は異なる。また、米をどれだけ削るかで日本酒のランクが、いつ加熱殺菌を行うかでも名称が決まる。さらに、日本酒を飲むときもアレンジか可能だ。例えば季節に合わせて種類を変えたり、飲む温度や器を変えられる。僕はそもそもお酒に馴染みがない。しかし本書が勧めるようにスパークリング日本酒から始めてみたい。それでいつか「マイベストな飲み方」に出会えたら素敵だなと思う。2021/11/29
メガネ
9
日本酒入門というタイトルですが、入門以上の内容が詰まった内容です。ここに書かれていることを日本酒素人が全部理解することは難しそうですが、情報量という面で見ればお得な一冊ではないでしょうか。ただ一点気になったのは熱燗に関する記事が多かったこと。著者が熱燗好きなことはこの本を読んでよく分かりましたが、入門であるならばあまり飲み方にはこだわらないで、まずは日本酒を好きになってもらうというスタンスで書いても良かったのではないでしょうか。熱燗に関しては入門の域を超えている内容でした。2019/10/06