スイート・ホーム

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スイート・ホーム

  • ISBN:9784591156681

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内容説明

香田陽皆は、雑貨店に勤める引っ込み思案な28歳。 地元で愛される洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、腕利きだけれど不器用なパティシエの父、明るい「看板娘」の母、華やかで積極的な性格の妹との四人暮らしだ。 ある男性に恋心を抱いているのだが、なかなか想いを告げられず……(「スイート・ホーム」)、料理研究家の未来と年下のスイーツ男子・辰野との切ない恋の行方(「あしたのレシピ」)、香田一家といっしょに暮らしはじめた“いっこおばちゃん”が見舞われた思いがけない出来事(「希望のギフト」)など、うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店を舞台に、稀代のストーリーテラーが紡ぎあげる心温まる連作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

718
原田マハは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。阪急沿線宝塚恋愛連作短編集でした。オススメは表題作の『スイート・ホーム』です。春の陽だまりのような暖かでスイートな作品、阪●不動産とのタイアップ小説のせいか、善人ばかり登場し、リアリティや深みがないかも知れません。2018/04/11

zero1

655
【春は、くる】プロポーズや高齢のリハビリなど一歩踏み出せない人に勇気をもたらす一冊。原田得意の美術ではない、宝塚を舞台に洋菓子店の家族を描く。各エピソードで主人公が異なる。【リアリティがない!】と批判するのは容易。しかし私は「希望のギフト」でのおばちゃんと「めぐりゆく季節」での浪人へのエールに原田エッセンスの神髄がある。信じる者だけが信じればいい。小説とは【小さなことを説く】ことであり、この年代記に似た世界を私は支持する。関西舞台で「翔ぶ少女」の世界が重なるか。約230ページに小宇宙を描く奇跡を見た。2020/01/12

ウッディ

608
宝塚にある一軒の洋菓子店「スイートホーム」の家族を中心にした連作短編。タイトル通り甘くて、安らげる優しい物語でした。ただ登場人物がみな良い人で、一点の雲りもない素敵な家庭で、モデルハウスで撮影したCMのような作り物感がありました。ただ、みんなが幸せな物語は読んでいて心がホッコリ。それに父親の働いていた宝塚ホテルは、自分が結婚式を挙げた場所、あの時、入刀したウェディングケーキは、お父さんの作品だったりして?とニヤニヤ。妙にこの辺りに詳しいと思ったら、原田さんも有川さんと同じく、関学出身だったんですね。納得!2018/12/13

うっちー

558
アート系では秀逸のマハさんの普通の小説2018/03/28

bunmei

548
登場人物がみんないい人、ハートフル・ストーリーの王道。少し昭和の香りがする向こう三軒両隣的なホームドラマ。物語の舞台は、宝塚の小高い住宅街にある、アットホームな洋菓子店・スイート・ホーム。その店の2人姉妹の娘達の結婚、叔母の大怪我、お店の常連さんの恋の行方や大学受験を通して、家族の温かさや人への思いやりを語っていきます。そして場面場面で心を和ませるのが、スイート・ホームの美味しいケーキ。2時間で読み終えてしまう内容ですが、美味しいケーキを食べながら、内容をゆっくり味わいたい、心がホッコリする一冊です。 2018/05/22

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