文春新書<br> 野球バカは死なず

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文春新書
野球バカは死なず

  • 著者名:江本孟紀
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 文藝春秋(2018/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166611676

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内容説明

毒舌全開、乱闘必至!
エモやん最後のワイルドピッチ!

ダンディーな佇まいと爽やかな語り口で人気を博す一方、歯に衣着せぬ率直さで物議をかもしてきたエモやん。
「自分の人生はラッキーだった」と振り返るが、その70年はまさに波乱万丈。
猛烈なシゴキやケツバットの嵐に耐え、甲子園出場を掴んだものの、部員の不祥事であえなく出場辞退となった高校時代。監督との軋轢に悩んで寮を脱走したこともあった大学時代。プロ球団からは声がかからず、折れそうになる気持ちをひたすら鼓舞し続けた社会人野球時代……。
そして偶然が重なってドラフト外でプロ入り後、エモやんを待ち受けていたのは、規格外のドデカいプロ野球選手たちだった。
張本勲は、フリーバッティングで対面した投手を最高の状態に引き上げてくれる不思議なパワーを持っていた。
野村克也監督は、「わしはお前をずっと見てたんや」の一言で選手のハートをわしづかみにし、たちまち大活躍させてしまう人心収攬術の持ち主だった。
長嶋茂雄がバットをスイングすると、その瞬間、フラッシュのような光がバットから放たれた。
「悲劇のエース」小林繁がスパイクの刃を研いで殴り込みに行った相手とは?
ほかにも、吉本の芸人たちがわざわざ球場に勉強しにくるほどのヤジの達人たち、女遊びの名人(?)など、爆笑エピソードが満載。
「ベンチがアホやから野球がでけへん」騒動で引退後は、ドラマや映画に出演し、さらには政界にも進出。
各界の大物たちとの交流のなかでエモやんが学んだ「一流」と「超一流」の差とは?
そして古希を迎えた2017年、突然のがん宣告。
がんになって初めてわかったこと、がんが教えてくれたこととは?……
どんな世界にも共通する教訓が散りばめられ、人生の意味を考えさせられるエピソードも満載。
まさに直球勝負で人生を駆け抜けた男の、爽快かつ滋味溢れる一代記だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッちゃま

16
随分と前から野球関連の著書でも有名な方ですが初読みです。辛口も有れどハッキリとした物言いは読みやすく、昭和からの野球ファンにとって実に面白い内容でした。自らの活躍で自身が光り輝く一流、自らの光で相手の良さも引き出して一緒に輝かせる超一流。実に上手い表現だと思います。本書はエモやんの野球人としての人生を振り返った内容。高知商業で甲子園へ憧れるも出場辞退に追い込まれた高校時代。シゴキと紆余曲折を経た大学&熊谷組時代。そして夢のプロ野球へ。引退後の話しもあります。この方の本が売れる理由も充分に伝わってきた一冊。2020/04/18

ophiuchi

15
炎暑の下で行われている高校野球を見ながら読むと「昔はこんなもんじゃなかった」みたいな内容は少々痛いが、書いてあることは案外まともだった。これが江本の遺言になってしまうのかな…2018/08/08

anken99

14
いやマジで面白かった。エモやんの半生熱すぎる!エピソードの数々は、魅力的な人たちばかりの、熱い野球の時代だったからこそ。辛口トークは昔に比べると静かになった感もあるが、努力を重ねているからこその無頼であり、やっぱりエモやんというのは貴重な人材。こういう選手がいなくなってしまったから、野球がつまらなくなってしまったのか。張さん、ノムさんら、当時の関係者との裏話も深イイ話ばかり。ブックオフで購入したのだが、読み始めるやいなや飛び込んできたのが、エモやんのサイン。有無を言わさず永久保存!2019/10/04

ベローチェのひととき

12
内容が面白く、一気に読んでしまった。古き良き時代のプロ野球について表だけでなく、裏の情報も描かれていた。昔は豪快な選手が多かったと思う。今と違って世の中全体がおおらかで細かいところまで管理されていなかったと思う。今の世の中、会社はもとより、夢を与える様な職業ですら、管理され過ぎているように感じられる。今後、どうなっていくのだろう。2018/06/14

尿酸値高杉晋作

10
エモやんの波乱万丈な人生を自ら振り返った本作。 すごく豊富な人生経験で羨ましい。 まだ語り尽くせない事もあるだろうから、続編待ってます。2018/12/03

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