内容説明
ソニーはかつて、輝ける異端だった。挑戦しない者が出世し、「個」を犠牲にする日本企業から、創造性は生まれない。原子力災害で露になった東京電力の実態、東芝の粉飾決算と巨額損失など、「大企業病」のさまざまな症状が、いま日本に表出している。ソニー、グーグル日本法人社長を経て独立起業した実業家と、多くの企業トップに切り込んできた評論家が「株式会社・日本」の病巣に迫る!
目次
「独創性」というソニーのDNA
「カルト日本企業」批判
凄腕の技術者たち
パソコンは「速度のビジネス」
ソニーを蝕んだ大企業病
グーグル以降の企業文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
6
日本を代表する企業であるソニー。戦後の日本において数々の人種差別にあいながら、米国にいち早く日本ブランドを届けるきっかけを作り出した企業です。そのDNAは横並びを嫌い徹底した創造性に伴うイノベーション。その精神からウォークマン、プレイステーションなどの技術を産み出しました。エンジニアにとっては正にリスペクトの対象となるSONY文化は社内政治から出世する文化を嫌い、常に技術思考でものごとに対してロジカルにあたる姿勢なのでしょうか。評価は人から与えられるものではなく自分が生み出すものそう勇気づけられます。2020/09/28
Daisuke
2
絶頂期のソニーがどれほどだったのかは分からないけど、一企業にとどまらず日本が抱える社会的・文化的課題に強くスポットがあたっている。 今から何を変えられるのか。まだ答えは出ないけど考えさせられるものですね…。2018/07/03
akiapa2
0
本当は辻野氏の前著を読みたかったが、本屋で見つからず購入。ソニーの歴史や当時の社内の様子、グーグルでの経験が対話形式でコンパクトにまとまっている。 共著者のジャーナリストの佐高氏の影響もあって、日本企業の体質や現政権批判がむりやり絡められた印象。
み
0
全体としてはまぁそうですよねというか以前読んだソニー絡みの本と思想は同じって感じだった 昔は意気揚々としていて出る杭を求めるソニーのスピリッツみたいなものが大企業病によって蝕まれていって会社として衰退していく、そんで辻野さんが退社してじゃあグーグルどうですかみたいな話を時系列的にかつ対談形式で追っていくみたいな流れで、少し本人らの思考の裏側が見えづらくて発見は多くなかった 2018/07/02
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