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内容説明
人を楽しませる能や狂言、歌舞伎、落語といった芸能が、形を変えながらも、現代まで連綿と受け継がれてきたのは、その根底に流れる人生の苦楽、機微という共通項があったからである。鎮魂、勧善懲悪、さとり、笑い・・。人の営みのある限り、逃れられない永遠のテーマをさまざまな芸能に託し、表現しながら自らの生を全うしてきた日本人の価値観、死生観を俯瞰する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりんとー
6
(市立図書館)面白かったです。自分はこっちの方面が好きだなーと再確認。2022/02/07
とりぞう
1
落語や能、歌舞伎、あるいはアニメなどを題材にして語ろうとするもの。しかしすべて、それぞれのジャンルで語られていることの焼き直しのイメージ。新たな思想・発想・提言などはないように感じた。「本書を読んでよかった!」と感じる部分はなかった。2018/06/29
はちめ
1
「日本思想」という大層なタイトルがついているが、実際は「かたり」からの日本古典芸能入門といったところ。説教節や絵物語などマイナーな分野にも日を当てており、古典芸能の入門書としては活用できると思う。おそらく著者の大学における講義メモがベースだと思うが、こんな哲学の授業はうらやまし。☆☆☆2018/06/14