UDL 学びのユニバーサルデザイン

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UDL 学びのユニバーサルデザイン

  • ISBN:9784491035086

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内容説明

【UDLとは?】
 通常学級における特別支援教育を中心に、日本の教育界で数年来大きな注目を集めているUDL:学びのユニバーサルデザイン。アメリカにおける20年以上にわたる科学的研究からデザインされた、「どんな子も教室で活躍し、学ぶことができる」ための授業づくりの枠組みであり、アメリカでは全ての州で取り入れる学習基準に盛り込まれています。
 その特徴は、子どもが自ら学びに向かい、確かな力を身につけるための科学的根拠、教師のマインドの転換を背景に、子どもたちが自分に適した学び方の柔軟な選択肢(オプション)を用いる事にあります。
 すでに日本LD学会や日本授業UD学会など、さまざまな学会・研究会で取り上げられ、多くの取り組み事例や研究報告がなされています。今後の学校教育では欠かすことのできない、授業づくりのフレームワークといえるでしょう。
【本書の特徴:UDLを初めて本格的に紹介する1冊!】
 UDLは近年、さまざまな学会・研究会で取り上げられ、多くの研究者、実践者の先生方から注目されてきました。しかしその一方で、その考え方がまとまった本は刊行されてきませんでした。
 今回刊行する本書は、UDLの生みの親であるアメリカの研究所CASTの主要メンバーが執筆する、まさにUDLの教科書。考え方の骨格となるUDLガイドラインの最新版と解説、およびそれを活用した各教科の実践事例を豊富に掲載しており、理論面・実践面の両方を網羅しています。UDLの考え方を知りたい・学びたい先生には、必携の1冊なのです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしのひ

7
明日彼女の講演会があるので、予習ということで手に取った一冊。年齢や性別、国籍や彼らの背景に多様性があるクラスでの授業を受け持っている私にとって、この考え方は身に付けて行く必要性を感じた著書であった。授業準備に時間が増してしまうかもしれないという懸念はあるものの、バーンズ亀山静子氏の言葉を借りるなら「知識を授ける立場から彼らの学びを傍から支援する」役割へと転換が必要なのだろう。実際に過去、習熟度別クラスの下位クラスを受け持ったときに感じたものと関係がありそうだ。明日の講演会が楽しみになった1冊。2021/08/22

Ken.

1
クラス全員の多様な学びを可能にするためには授業をどんな風にデザインしたらいいのだろう。電子書籍を使ったら、まとめ方を書くだけじゃなくてイラストや図式で表現してもよかったら、学習上のバリアはどれだけなくなるだろう。 「なぜ学ぶのか」「何を学ぶのか」「(学んだことを) どのように表現するのか」を学習者が主導する、そんな学校がこれからの学校です。自己調整も協同学習もアクティブ・ラーニングも、全てを内包する新しい学びへのアプローチを垣間見ることができます。2018/06/01

0
卒論のため。 ためになった◎2020/01/19

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