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内容説明
世界に匹敵する異能の科学者たちが江戸時代の日本にもいた! 元祖マルチタレント平賀源内、和算の大家関孝和、そして隠れた天才まで11人の波瀾万丈の生涯でつづる科学史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
27
日本人は勤勉!好奇心の赴くまま、ひたすら研究を続けた人たちがたくさんいます。ヨーロッパ人が植民地を探して東の果てまで来てみたら、こんなに賢く文化的な国があったとは!!現在も使われている科学用語が江戸の科学者さんが翻訳時に作った言葉だと知り、驚きです。日本、サイコー!2020/10/01
田沼とのも
25
連綿と続く師弟の系譜に感嘆する。山脇東洋-麻田剛立・小石元俊-橋本宗吉-中天游-緒方洪庵-福沢諭吉。幕府によるキリシタン禁制や蘭学への弾圧などがあっても、世界を知りたい、人間を知りたい、物事の仕組みを究めたい、という素朴な好奇心を留めることはできなかった。書物を手に入れる者、翻訳する者、実験器具を手作りして実験・測量したりする者、日本人の科学技術への探究心には誇りを感じる。「究理学」という名前そのものが人々の志向性を示しており、自然科学の外にも哲学にも広がる好奇心と科学者達の人的ネットワークが好ましい。2026/01/28
スター
14
江戸時代に活躍した知識人にスポットを当てた本。情熱的な文章が心地よい。伊能忠敬の師匠にあたる高橋至時、西洋の科学用語に引力、重力という訳語を当てた志筑忠雄、当時輸入にたよっていた硫酸ナトリウムの製造に成功した平賀源内など、11人が取り上げられる。2018/05/31
セレーナ
13
伝記物が好きだし、江戸時代の生活用品の工夫は目を見張るものがあるし、科学好きだしということで飛びついてみた。それなりに知ってる人物から名前だけチラッと知ってる程度、今回初見の方まで11人、比較的読みやすい。様々なエピソードにショメールの「日用家庭百科事典」を元に化学実験したとか、部品を作ったとかあるけど、家庭百科事典にそんな詳細な記載があるものかと気になった。化学用語の発明は本当に凄い。それまで存在しなかった概念を自国語で理解させる力がある。知らない事を知るわくわくはずーっともっていたいものだ。2022/02/04
Aby
10
江戸時代でも自然科学に対する好奇心を持つ人がいないわけがない.新しい情報があれば,危険を冒してでも知りたい人たちが確かにいた.そういった人たちを知るためのとっかかりになる本.「蛮社の獄」など知ることで命の危険に晒されるのだから,学問は命懸けだ.科学はトップスター「だけ」がいるわけではなく,裾野が広くないとぶち抜けるスターは出てこない.この本には登場しない中層・下層も,かなり厚いと見るべきだろう.◆日本の科学史・産業史の初学者向けの本.一般向けなので,途中に小芝居が挟まっているが,これの書き方も上手いなぁ.2019/04/05




