内容説明
日本一の大学である「東大の入試問題は難解」と信じている人は多いでしょう。しかしそれはまったくの間違いです。実は、東大の入試問題は、最低限の知識で解けるものばかりなのです。「東大に合格するには、たくさんの知識を暗記しなければならない」というのは、京都大学や一橋大学といった他の大学の話です。東大だけが、50年間、「へんな問題」を出題し続けています。この本は、そんな「東大のへんな問題」を集めています。中学1年生レベルの知識量があれば、大丈夫。頭がやわらかければ解くことができるという問題を、全教科から集めました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rie【顔姫 ξ（✿ ❛‿❛）ξ】
28
今年の入試問題にもあったのだが、東大の問題には確かに不思議な問題が少数含まれている。思考力を問うと言われており、高度な知識を暗記して解ける問題とは異なる。本書はそのような問題を英語だけではなく、様々な科目で取り上げて、現役東大生が解説している。東大なんて絶対にムリと思う人でも解けるような面白い問題が掲載されていて、東大の印象が変わるかもしれない。2018/05/07
hk
19
「グリコ必勝法」「”夕焼けは晴れ”のエビデンス提示」「男女の会話予想」……などなど東大で実際に出題された”風変わりな”問題の数々が紹介されている。ややもすると知識の詰め込み勝負だと思われがちな大学入試だが、想像力や柔軟性の有無をとう問題がてんこ盛りだ。言い換えれば「問いを受験者自身で補足できるか？」を見極めようとしている。これからの日本においては、紋切り型の解答をつくる知能ではなく、問題そのものを見出すための”知性”が重視されていく。だからこうした入試問題がこれからは増加トレンドに入るのではなかろうか。2018/06/29
Rammstein
7
難しい知識ではなく、基本的な知識を基にして柔軟な思考力を測る問題を紹介してる。東大の受験テクニック本に近いかも。たとえば、「自販機の前に立つ犬を連れた男女の絵を見て、その会話を想像して英語で書く問題」とか、「米の貿易量が小麦に比べて随分少ない理由」など、下手すると中学生でも解けるようなのが出題されている。2019/01/08
よっしー
1
時刻表の問題が面白かった。知識じゃなく自分で考え解く力を見るにはピッタリ。でも解説見てもサッパリ分からない問題も多数。逆立ちしても東大には入れないな。2018/11/25
ママっけろ
0
でもやっぱり難しい。2020/12/05
