経営を強くする戦略人事

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経営を強くする戦略人事

  • ISBN:9784820726562

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内容説明

企業経営における「人事部門」の重要性に注目し、経営視点での人事「戦略」と現場視点での人事「戦略」のシナジーを『戦略人事』として、これからの時代に求められる人事の姿を考える一冊です。
これまでの『強い統制型の人事』から、「働き方改革」「多様性」「ワークとノンワークとのバランス」の尊重などを踏まえた『しなやかで開かれた人事(ライン部門や従業員個々も参画しながら全体を作り上げる人事)』を目指します。
また本書では、あえて「人事管理」に対応する言葉として「HRM(Human Resource Management:人的資源管理)」を使い、新しい人事=戦略人事のあり方を提示していきます。
これからは、「環境変化を主体的に察知して企業活動の競争優位性を高める経営(人事)戦略を打ち出し、社会・従業員などステークホルダーすべての満足を創りあげる人事」という能動的な「戦略人事」の姿勢を改めて強調しなければならないと考えます。
そして、それを司る人事担当者は、今までになく「経営を強くする」、すなわち「経営資源としてのヒト」を軸として「モノを創造すること」「カネを生み出すこと」「情報を活用しきること(新たに生み出すこと)」「時間(トキ)を稼ぎ出すこと」ができる人材を、市場から獲得し、活用し、社会に輩出していく一連のプロセスを戦略的に思考し、実践することを求められています。
このような考えから、労務管理・給与管理・勤怠管理などの日常の管理にかかわる実務の解説などは最小限にとどめ、「自社なりのメッセージ性のある『人事戦略』を立案したり、実践するためのプロセス」に的を絞っています。
ぜひとも本書を、「戦略人事」を実現するための「考える」ツールとして活かしてください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Masakatsu Yamasaki

2
戦略人事は戦略を考えるための論点を明らかにすると共に、意思決定をなす。思考するだけでなく実行と振り返りを伴う中で成果を出す。HRMとは、かつての「制度に主眼を置いた統制型のパラダイム」から「従業員も参画しながら全体を作り上げる開かれた人事管理」を指す。 HRM施策は「なぜお客様は買ってくれるのか?」の問いに見通しを立てて企画する。本書は人事の仕事の基本を理解するのに良い。フレーム、観点、インデックスが豊富なので、自社に置き換えて考える際の取っ掛かりとして活用できそう。2020/05/03

syachi

1
人事部門のお仕事紹介になっている感があり。まあそれぞれの会社の問題等は違うから、この本を開けば回答が!ってのは筋違いだしね。とはいえどのようなキーワードがあるか、検討の際に考慮すべきかといったところは参考になりそうだと感じた。2018/06/07

伊東 和哉

0
経営戦略と人事戦略をどう連動させていくかを考えるためのバイブル本。2024/09/16

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