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内容説明
自分のルーツを900年もさかのぼって調べていくうちに、先祖探しの魅力にとりつかれた著者。行政書士の仕事をなげうって、いつしか先祖探し&家系図作成が本業に。図書館に通い、古文書を読み込み、お墓の拓本をとり、菩提寺や本家を取材し、依頼人の先祖の姿を生き生きと浮かび上がらせる。本書では、そのプロのテクニックを、実例を挙げて紹介。もちろん、自力で先祖探しをしたいという人のために、調査のコツも伝授する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
81
仕事上でも相続されていない土地や所有者行方不明の土地に遭遇する事あり、相続人探しを司法書士が請負ってやって頂く事があります。筆者は行政書士の方で、そうした場合ではなく家系図業務を専門にやられているとの事。僕は先祖の事はいつか辿ってみたいと退職後の事に取り置いているのですが、その場合は菩提寺の過去帳を見せて貰えるからと嵩を括っていました。でも、それは簡単にいかないそう。また、江戸時代迄は武士でなければ名字はないと思い込んでいましたがそれは間違いで名乗ってはいけないのみで実は名字はあったとの事等、興味深く読了2023/11/26
楽
11
『角川日本地名大辞典』47巻+2巻、『姓氏家系大辞典』3巻、『国史大辞典』15巻などがフルセットでそろうこの行政書士事務所で私も働きたい■最後の方に但書はありますが、割と簡単にルーツを平姓畠山氏や宇多源氏佐々木氏、嵯峨源氏渡辺氏あたりに持っていくのはやや早計の感も■私も以前戸籍を遡ったことがありますが、旧土地台帳の活用は盲点でした。国立国会図書館や国立公文書館の検索も含めて、ツールの説明が充実していますが(古文書、くずし字も読めるようになりたい)、大事なのはそこで出会ったご先祖様に思いをいたすことですね。2018/04/08
Abercrombie
4
○ 先祖探し&家系図作成を請け負う行政書士が、調査のコツを実例を挙げて紹介。素人にはなかなか荷が重い戸籍の先を、旧土地台帳、地名辞典、郷土史、武士なら「分限帳」「由緒書」、農民・町人なら地域の古文書、「宗門人別帳」「検地帳」と、地道にあらゆるテクニックを駆使する調査は驚きだ。2018/05/02
Humbaba
4
自分の先祖を調べる。それは何も大層な歴史を持った人だけの特権ではない。調べるためには自分で動くべきことをやった上で人に頼む必要があるため、時間とお金は多く必要である。そのため本当にやるのかを含めてよく検討する必要はあるが、自分のルーツを知るというのはとてもロマンのあることであるのは間違いない。2018/02/24
やま
3
歳をとってきたせいか自分のルーツが気になってきたので読んでみた。大変参考になった。戸籍調査以上のことは難しそうだがやってみよう。2018/06/09