内容説明
生命とは何かを問い続け、究極の生命表現としての能に行き着いた免疫学の雄の思考を一冊で。STANDARD BOOKS第2期完結
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
A.T
21
自然科学の権威ある先生方のエッセイ本「平凡社 STANDARDBOOKSシリーズ」3冊目。本読み=文系人間、という前提での出版社の企画であろうが、ややマンネリを感じた。東日本大震災からの原発事故とコロナについて、国の方針決定があらゆる階層の行動選択に関わるようになってきたなかの議論の中心にあるのが、本編のような自然科学の目線だと思う。しかし対する答えは自然科学ではないという気がする。工学的な組み上げる一つ一つの行動決定なのだと思う。ふさわしくないが、今2022年に読むには反面教師的な感想になってしまう。2022/12/24
阿部義彦
18
秋の古本市で、免疫学の多田富雄の随筆集です、晩年脳梗塞で倒れてからは半身不随で、声も出なく食事も不自由になっても執筆を続けた不屈の人です。能の世界に造詣が深く自ら鼓を叩いたり面を彫ったりしていました。こうしてみると学者には、本業の他に豊かな趣味を持ってる方が多いのに気づきました。寺田寅彦の俳句、河合隼雄のフルート、養老孟司の昆虫採集等。気晴らしが有ってこその集中力なのでしょうか?この本ではゲノムの話や生命の神秘、『美しいものを生み出すためには醜い時間を経なければならなかった』はけだし名言。2023/11/04
さり
12
脳のお話はすきだった。アフリカでの水分が体に入ったのを実感したおはなしは自分も体験してみたいと思ったりもした。 2021/09/28
おだまん
5
上橋菜穂子さんのエッセイでもっと知りたくなった多田富雄さん。免疫学や能の話は興味深く、死を含めた人生を考えるにあたってとても勇気付けられた一冊です。2018/02/15
讃壽鐵朗
4
免疫のメカニズムを分かりやすく説明してある2019/08/03




