STANDARD BOOKS<br> 多田富雄 からだの声をきく

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

STANDARD BOOKS
多田富雄 からだの声をきく

  • 著者名:多田富雄【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 平凡社(2018/04発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582531640

ファイル: /

内容説明

生命とは何かを問い続け、究極の生命表現としての能に行き着いた免疫学の雄の思考を一冊で。STANDARD BOOKS第2期完結

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

A.T

21
自然科学の権威ある先生方のエッセイ本「平凡社 STANDARDBOOKSシリーズ」3冊目。本読み=文系人間、という前提での出版社の企画であろうが、ややマンネリを感じた。東日本大震災からの原発事故とコロナについて、国の方針決定があらゆる階層の行動選択に関わるようになってきたなかの議論の中心にあるのが、本編のような自然科学の目線だと思う。しかし対する答えは自然科学ではないという気がする。工学的な組み上げる一つ一つの行動決定なのだと思う。ふさわしくないが、今2022年に読むには反面教師的な感想になってしまう。2022/12/24

阿部義彦

18
秋の古本市で、免疫学の多田富雄の随筆集です、晩年脳梗塞で倒れてからは半身不随で、声も出なく食事も不自由になっても執筆を続けた不屈の人です。能の世界に造詣が深く自ら鼓を叩いたり面を彫ったりしていました。こうしてみると学者には、本業の他に豊かな趣味を持ってる方が多いのに気づきました。寺田寅彦の俳句、河合隼雄のフルート、養老孟司の昆虫採集等。気晴らしが有ってこその集中力なのでしょうか?この本ではゲノムの話や生命の神秘、『美しいものを生み出すためには醜い時間を経なければならなかった』はけだし名言。2023/11/04

はるわか

15
超(スーパー)システムとしての生命。死は進化する。キメラの肖像。記憶を持つ身体。2018/03/25

さり

12
脳のお話はすきだった。アフリカでの水分が体に入ったのを実感したおはなしは自分も体験してみたいと思ったりもした。  2021/09/28

みけのすずね

6
科学者の書く何気ないようで、新たな発見がある随筆でした。免疫学者らしい、インフルエンザにかかった時の免疫反応のお話は、自分が身体の中にいるかのように想像できた。目が二つあるのはなぜか、この位置にあるのはなぜか。微妙な距離感で個がぶつかる必要を示したコイアイの間も興味深かった。2018/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12448161
  • ご注意事項