内容説明
国家試験に受かれば「武士」の資格を得て帯刀できる現代日本。
剣の才を持ちながら、血が怖いという欠点を抱える主人公・海東雷士郎は、病床に伏した父の代わりに、家業の護衛会社の社長として美人剣士４人と働くことになった。
しかし、信用が物を言う護衛業界で新参の若社長では相手にされない。どうしたものか、と頭を悩ませる社員達の前で雷士郎が提案した起死回生の一手は……全員メイド服で仕事をすること!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
34
護衛会社の制服をメイド服にするみたいなことを、真面目に話し合う序盤はコミカル。なれど以降は血しぶき飛び散るハードなソードアクション。現代を舞台にチャンバラをやろうという趣向で、妙なところでリアリティーを押さえる加減がギャップになっていて、面白い。気合の入った剣戟描写もあって大いに臨場感が味わえる。一冊でも過不足なく楽しめたがこれ、続き出るかなー？2018/04/26
HANA
12
廃刀令が存在しなかった日本で日本刀を持った女性が護衛するサービス会社の話。日本刀は分かるけれど暗器は良いのかな、とか思いながら読んでしまったけれど。内容はバトル多めなので結構さらっと読める感じ。2018/06/19
am Frosch!
3
珍しい萌え剣戟小説。まだ、いろんな引き出しがありそう。まだ十分活躍していないキャラもいるので、できたら続きが読みたいな。2019/08/23
くろう
3
国家試験に受かれば「武士」の資格を得て帯刀が許される現代日本。病床に伏した父の代わりに護衛会社の社長になった雷士郎は、美女剣士四人とセキュリティメイドサービスに路線変更することに。てっきりエロいやつかと思ってたらズバッズバのバトルもの。明乃と美月が目立ってて他二人がちょっと地味なのが残念。二人にもがっつり見せ場が欲しかったなあ。やり手だという明乃の喋り方に違和感を覚えてしまったけれど、現代物だけどあくまでも世界観が違うのだからあれで社会に通用するのだろう。惜しむらくは、メイド要素をもっと出して欲しかった。2019/03/06
